もくじ
魅力あるふるさと納税
寄附した地域の特産品(以下、返礼品)が受け取れることは、ふるさと納税の魅力です。最近は豪華すぎる返礼品に注目が集まり、返礼品を見直しする機運が高まってきました。2017年4月に総務省は、返礼品の価格を寄附金額の3割以下までに抑えるように各自治体に通知しています。参考:ふるさと納税に係る返礼品の送付等について
それでも、ふるさと納税は地方の特色や税金について知るきっかけになる私たちにとっても身近な制度です。
今回は、返礼品の活用法をお伝えします。
ふるさと納税の税金控除の仕組みを簡単に説明
ふるさと納税には3つのメリットがあります。「税金が控除される」「寄附した地域の特産品を受け取れる」「寄附で地域を応援できる」というメリットです。寄附をした金額は、その年の所得税と翌年度の住民税から控除されます。寄附金が控除される金額の上限は、年収や家族構成によって違います。寄附した金額のうち2,000円を超える部分が控除の対象になるため、実質2,000円の自己負担で返礼品を受け取ることができます。寄附金の使い道も自分で決めることができるため、子育て支援や災害時の支援にも役立てられます。
返礼品を活用して、やりくり上手!
返礼品は、食料品からイベント体験など幅広い種類があります。蟹や肉などを受け取るのも醍醐味ですが、毎日の食事になるものを選ぶと、食費の節約にも繋がります。例えば、毎日お酒を飲む家庭ならビールを返礼品にしている地域に寄附をしてみてはいかがでしょうか。ふるさと納税を活用すると、毎日の発泡酒をビールに格上げすることもできるかもしれません。缶ビールが返礼品になっている自治体や、地ビールなどの特色のあるお酒を返礼品にしている自治体があるので、楽しみながら探してみるのも良いでしょう。
また、お米の返礼品もあります。お米代を毎月の食費から捻出するのは負担が大きいという家庭もあるでしょう。ふるさと納税を利用すると寄附したお礼に、お米を受け取れて、税金の控除も受けられます。10,000円の寄附金額の返礼品として5kgから20kgまでのお米を返礼品としている地域もあります。まとまった金額を寄附すると数ヶ月に1度お米を届けてくれる自治体もありますよ。※返礼品の情報は、2017年7月24日時点のものです。
ふるさと納税を利用すると、地域のことや、税金の流れを知るきっかけにもなります。何より、税制優遇があるので、家計の見方になる制度と言えます。ふるさと納税専用のポータルサイトを利用すると簡単に手続きができますよ。
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おさらい
- ふるさと納税は「税金が控除される」「寄附した地域の特産品を受け取れる」「寄附で地方を応援できる」という3つのメリットがあります。
- 税制を優遇してくれるふるさと納税は家計の大きな味方です。