もくじ
共済保険とは?
共済保険といっても様々です。各都道府県が運営しているものや農協、漁協、生協など多くの団体が運営を行っています。民間の保険とよく似ていますが、大きな違いとして、共済は営利を目的としていない点があげられます。そのため、毎年剰余金の一部を契約者に配当金として還元も行っています。
共済保険の内容
共済には生命保険同様に、入院に対する保障や死亡保障、子どものための積み立てなどのラインナップがあります。死亡保障も掛け捨ての定期型と、解約返戻金のある終身型があります。
共済保険のメリット
共済保険の最大のメリットは、民間の保険会社の商品と比較して割安である点です。細かい保障はさておき、おおまかな保障で保険料を比較すると一目瞭然です。また、年齢や性別に限らず掛金が一定であることも大きな魅力でしょう。
共済保険のデメリット
共済保険のデメリットとしては、多くの場合、郵送で手続きを行うため、コンサルティングをしてもらえない点です。また、民間の保険に比べると、死亡保障の上限が低く設定されている点もあげられます。
共済保険の解約手続きをするその前に 注意点は何?
共済保険では一定年齢を超えると新規加入が出来ない場合があります。その年齢よりも前から加入していれば継続することは出来ても、一回解約をして新たに加入することが出来ないことがあるのです。つまり、高齢になってから見直しを行う際には、むやみに今の保障をリセットしてしまうと、思わぬ展開になることがあります。
また、ある一定年齢までは保障が延長できても、それ以降の年齢では保障がなくなってしまうことがある点も覚えておきましょう。ちなみに、民間でも同じような問題が起こる可能性があるので、保険を見直す際にはそのような点も考慮に入れた方が良いでしょう。また、民間の保険会社の中には定期型から終身型に移行できる制度を取り入れているタイプもあります。
積み立て型を解約する時の注意点
また、終身共済など解約返戻金のあることを期待して加入したものを解約する場合も注意が必要です。多くの場合で解約返戻金は払い込んだ掛け金より少なくなります。払い込みが終了するまでに解約をする時は、なおさら少なく感じることがあるかもしれませんので注意してください。こちらも民間の生命保険を解約する時も同様に気をつけておくべき点です。まずは自分に必要な保障内容を知った上で、共済保険と民間の保険を組み合わせて考え、自分にピッタリの保障を見つけると良いでしょう。
解約をする際にも、再加入出来る可能性があるかないかという点も考慮に入れた上で見直すことをオススメします。
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おさらい
- 普段の生活の中にも、私たちの周りにはたくさんのリスクが存在します。万が一のために、保険加入を検討することはとても重要です。
- 共済保険のメリットは、民間の保険に比べ保険料が安い、加入年齢に関わらず保険料が一定などがあります。
- デメリットは高齢になるにつれて保障が少なくなる点などがあります。共済保険と民間の保険の保障内容を踏まえ、自分に必要な保障を備えましょう。