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わが子の教育資金をシミュレーション 学資保険に入る前に知っておきたいこと

わが子の教育資金をシミュレーション 学資保険に入る前に知っておきたいこと

この記事の早わかり要約

  • 保険料や返戻率の数字にとらわれず、各家庭に合った学資保険を選びましょう。
  • 加入時期、払い込み時期、受け取り時期などを実際にシミュレーションしてみることが学資保険選びのポイントです。

お子さまの将来の教育資金のために、学資保険を検討されている方も多いのではないでしょうか。
ネットなどで少し検索したけれど、各保険会社が様々なプランを出していて、どれを選んで良いのか分からないとお悩みの方もいらっしゃると思います。
選ぶポイントの一つに、家族の資金計画があります。
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返戻率について

学資保険を語る際に忘れてはいけないのが、返戻率です。返戻率とは、支払った保険料に対して、受け取ることができる保険金総額の割合になります。
計算式にすると、
返戻率=受け取る保険金(給付金)総額÷支払う保険料総額×100(%)
返戻率が100%未満だと支払った保険料よりも受け取る金額が少ないという状況になり、100%以上だと受け取る金額の方が多くなります。
次に、学資保険に加入する前に考えておきたいチェック項目を紹介しますので、一度、シミュレーションしてみましょう。

シミュレーション① あなたは資産形成優先?それとも保障優先?

学資保険は大きく分けて、2つの性質のものに分かれます。
「保障型」…万が一のことがあった際の保障がつく分、返戻率は下がる。
「資産形成型」…保障型に比べ返戻率が高く、資産形成に役立てやすい。
「保障型」は契約者の死亡保障や子どもの医療保障などがついている分、安心です。
ただ、保障を厚くしすぎると、支払保険料よりも解約返戻金が下回る可能性が高くなります。
教育資金確保のために出来るだけ貯蓄をしたいという方は「資産形成型」を検討してみると良いでしょう。

シミュレーション② 加入のタイミングはいつ?

学資保険の特徴として、なるべく早めに加入するとメリットが多いという点があります。

早期加入のメリット

・返戻率が高くなる可能性がある。

妊娠中に学資保険に加入するメリット

・出産前に契約者に万が一のことがあった場合、保険料の支払いは免除され、満期保険金等を受け取ることができる。
・出産後は育児で忙しくなるので、出産前にゆっくりと時間をかけて考え、手続きすることができる。
学資保険に加入するならば、出来る限り早めの加入をオススメしますが、出産後は何かとお金がかかるものです。
想定できる費用をシミュレーションしながら検討しましょう。
また、出産前の場合、「出産予定日の140日前」などと、いつから加入できるかは保険会社によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

シミュレーション③ 満期保険金はいつ受け取る?

学資保険に加入する際は、漠然と教育資金を貯めておく訳ではなく、いつ満期金を受け取るか、ゴールを決めておきましょう。
大学入学の前後とすることも多いようですが、各家庭の状況によってゴールは変わります。詳しく見てみましょう。

お金が必要なタイミング

・大学推薦入学時(早めの入学金支払いを見越した場合)
・大学受験・入学準備のための一時的な資金の準備
・大学進学前と進学後(入学後の学費にも対応するため)
・大学進学後(学費や下宿などの費用に対応)
学資保険のプランによって、満期保険金をもらうタイミングには違いがあります。
お子さまの進路は、どうなるか想像はできません。
シミュレーションすればするほど迷ってしまいがちなので、あらゆるプランを検討しながら、柔軟性のあるプランを選びましょう。
また、満期日とは、子どもの誕生日と思っている方が多いようですが、満期日は誕生日と契約日によって決まるので本当にお金が必要なときに受け取れなかったということがないように、しっかりと設定しましょう。
シミュレーション③ 満期金はいつ受け取る?

シミュレーション④ 払い込みを完了させる年齢は?

契約満了まで払い続けるか、それとも10〜15歳までに払い込みを終えるか、払い込み期間の長さによって、総額保険料や返戻率に差が生まれるのも学資保険の特徴です。

期間による一般的なメリット比較

・早めに払い終える場合…返戻率が高くなる
・契約満了まで払う場合…月々の保険料が低くなる
これから先の収支をシミュレーションするのは難しいとは思いますが、もし金銭的に余裕があるのであれば、早く払い終えてしまって、受け取る金額を多くするのもひとつです。
保障型に加入する場合、万が一の時には払い込み免除がされますので、保障を重要視する方は検討してみると良いでしょう。
どちらを選ぶにしても、無理のない範囲で支払いができるかどうかが大切です。
ゆっくりでも、コツコツと続けていくのが貯蓄の基本。今回のチェック項目を参考によく考えてみてくださいね。

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おさらい

  • 保険料や返戻率の数字にとらわれず、各家庭に合った学資保険を選びましょう。
  • 加入時期、払い込み時期、受け取り時期などを実際にシミュレーションしてみることが学資保険選びのポイントです。

(最終更新日 : 2022年10月13日)

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