もくじ
保険に加入できない人もいる?
保険に加入する際は、一般的に、病歴・通院歴等を告知しないとなりません。このときに、正しく告知しないと、後に保険金や給付金が支払われないなどといったトラブルになる可能性があるので充分に注意しましょう。
保険は人々の生活を保障するという非常に大切な役割を担っているものです。しかし、世の中には様々な理由から保険に加入したくてもできない人がいます。保険に加入するためには、被保険者の方の告知または医師による診査を受ける必要があります。
告知または診査による保険会社の査定に通らない人は、保険に加入することができません。それでは一体どのようなタイプの人だと保険に加入できないケースが考えられるのでしょうか。
生命保険の加入条件とは
病院に通っている、もしくは最近通っていた人
保険は相互扶助の精神で成り立っています。保険会社は保険金や給付金を支払う可能性が高い人の保険加入を承諾しない場合があります。そのため、入院や通院をしている人や、過去にしていた人でも加入できないことがあります。
将来的に病気のリスクが高いと判断される人
病気を患っていない人や病院に通っていない人でも、将来的なリスクが高いとみなされると加入を断られるケースがあります。
肥満の人や痩せすぎの人で、BMIの数値が保険会社の基準を超える、または下回る人の場合、病気になるリスクが高いと判断され、BMIが標準の数値の人に比べ、加入が難しくなる場合があります。
また、風邪をひいている人は治っていないと入れません。直近で入院や手術をされ経過期間が短い方、または直近で入院や手術をする予定の方などは、健康な方に比べて、リスクの判定が難しかったり、給付金の支払いリスクが高いと判断されたりする可能性があり、保険への加入が制限されることがあります。
また、保険加入の契約をした後でも、告知内容が事実と異なれば、契約解除となることもあります。
保険加入に大切な告知ですが、なぜ告知が必要なのかや、決してしてはならないことですが、告知義務違反をしてしまうとどのようなリスクがあるかは下記よりご確認ください。
告知義務とは?告知義務違反のリスクを考える
保険加入の前に条件をチェックしよう
保険に加入したくても加入できないといった事態を避けるためには、前もった準備が必要になります。最近では、保険に加入しづらい人のための保険もあるので、どうしても加入したいという人は、「無選択型」や「引受基準緩和型」の保険という選択肢があることも知っておきましょう。
無選択型終身保険とはどんな人のための保険なの?
引受基準緩和型保険とは?告知項目はどう違う?
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おさらい
- 保険に加入する際は、病歴・通院歴等を告知する義務があります。
- 病院に通っている、または通っていた人、、将来的なリスクが高いと判断される人やリスクが判断しにくい人は一般の保険に加入できない場合があります。
- 万が一に備え、「保険に加入できる条件」を知り、先を見据えた計画をすることが大切です。