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女性保険の選び方のポイントとは?

女性保険の選び方のポイントとは?

この記事の早わかり要約

  • 女性保険とは、女性特有の病気を重点的に保障してくれる保険のことを言います。
  • 妊娠後に女性保険に加入しても、保障が受けられない場合があるので、妊娠を望む方は結婚などのタイミングで加入を検討すると良いでしょう。
  • 保障の度合い、通院後の通院保障、お祝い金支払いの基準などを見極めることが、女性保険加入の大切なポイントとなります。

女性保険とは?

女性保険とは、女性しか患うことのない子宮がんなどの病気や、女性に発症しやすい病気を重点的に保障してくれる保険のことを指します。
しかし、女性特有の病気を通常の医療保険で保障してくれないということではありません。むしろ、病気になった際に入院費が安く済んだり、給付金が出たり、という面では一般的な医療保険とはあまり変わりません。
ではなぜ、女性保険というものが存在するのでしょうか。国立がん研究センターの最新がん統計によると、日本人は一生のうち、2人に1人ががんを患うと言われています。そんな中、罹患する可能性の高い部位に乳房や子宮などが挙げられています。
そのため、女性特有の病気を重点的に保障してくれる女性保険というものが、今注目されているのです。

女性保険加入を検討したい時期とは?妊娠中は保障の対象?

では、女性保険はどのような時期に検討するといいのでしょうか。
まず女性保険に加入しにくくなるのは、妊娠中です。妊娠中の女性には身体的にも変化がありトラブルが起こりやすいため、加入できたとしても不担保部位と呼ばれる条件が付くことがあります。
条件の詳細は保険会社によってまちまちですが、妊娠中の女性だと子宮関連の部位が対象になることが多く妊娠してから女性保険に加入しても、受けたい保障が受けられない場合があるということです。
しかし出産後2~5年経つと、この不担保部位の条件がなくなる保険もあるため、妊娠中でもこれから先のことを見越して女性保険へ加入する、というのもひとつの考え方でしょう。
女性保険に加入しにくい時期があることが分かった上で、では結局どのタイミングで加入するのがいいのでしょうか。就職や結婚のタイミングで自分自身について考えるという方もいるかと思いますが、まさにそのタイミングで保険のことも考えてみると良いでしょう。

出産や帝王切開は女性保険の対象になる?

結婚後に出産を考えている方は、自分ひとりのこととしてではなく、これから築く家庭のこととして考えると良いのではないでしょうか。
基本的に出産は公的医療保険の対象ではありません。出産は病気ではなく、女性に起こる自然のことだからです。しかし、今の日本人女性は約4人に1人が帝王切開で出産していると言われています。帝王切開とは、何らかの理由で自然分娩が難しいと判断された場合に、手術で赤ちゃんを生むという方法です。
参考:平成30年(2018)医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況
出産は公的保険の対象ではありませんが、帝王切開のように医師の手が必要な状態になった瞬間から、保険が適用されることになります。この場合、妊娠後に不担保部位の条件で女性保険へ加入していても、帝王切開の保障は受けることが出来ません。
つまり、出産をお考えの方は、妊娠前に女性保険の加入・検討時期をよく見極めなければいけないということです。

女性保険の比較・選び方

冒頭でも述べたように、女性保険と医療保険に大きな違いがあるわけではありません。ですので、考え方や選ぶポイントも医療保険とあまり変わりません。

女性特有の病気になった場合、その保障の範囲が保険会社によって異なるので、どの病気をどのように保障してくれるのかが、選ぶうえでの重要なポイントになってきます。
さらに、退院後の通院保障も保険会社によって大きな違いがあるので、入院・手術だけでなく、その後のこともよく調べてみると良いでしょう。
また、女性保険ではお祝い金と呼ばれるボーナスが給付されることもあります。決められた期間の中で給付金の請求がなかった場合に給付される健康ボーナスと、給付金の請求の有無に関わらず、生存している場合に支払われる生存給付金の二つをまとめてお祝い金と呼んでいます。
その言葉の響きから、お祝いされているようなイメージがありますが、実際には加入者が支払っている保険料が自分のもとへ返ってきているお金、という認識の方が近いでしょう。返ってくる分も保険料として支払っているのです。
ですので、このお祝い金がどのような基準でどれくらい貰えるのか、そしてそのお祝い金と保険料のバランスはどうなのか、この辺りも女性保険を選ぶうえでの大切なポイントになってきます。

女性保険の必要性

女性保険に加入するか加入しないかはすべて人それぞれの判断です。誰かに言われて加入するようなものではありませんが、自分のこれから、家族のこれからのことを考える際に選択肢の幅は広い方が良いのではないかと思います。

万が一に備えることで、より安心して過ごしやすく、不安のない生活が送れるのかもしれません。
また、女性の体はデリケートなものです。女性保険と一括りにしても、年代ごとによって、かかりやすい病気も変わります。
30代、40代の女性がかかりやすい病気や各年代の保険の考えた方を下記にまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
女性保険は必要?30代女性の保険の選び方
40代には、女性保険が必要?女性保険の重要性と必要性

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おさらい

  • 女性保険とは、女性特有の病気を重点的に保障してくれる保険のことを言います。
  • 妊娠後に女性保険に加入しても、保障が受けられない場合があるので、妊娠を望む方は結婚などのタイミングで加入を検討すると良いでしょう。
  • 保障の度合い、通院後の通院保障、お祝い金支払いの基準などを見極めることが、女性保険加入の大切なポイントとなります。

(最終更新日 : 2020年12月28日)

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