もくじ
医療保険見直しの必要性
最近、保険を見直しましたか?もし若い頃に保険に加入して、それ以来一度も見直したことがないという30〜40代の方は、医療保険を見直してみると良いでしょう。
なぜなら、一般的に医療保険は、医療技術の進歩に伴って内容が変わってくるものだからです。
今回は、医療保険の見直しのタイミングや選ぶときの注意点をご紹介します。また、その前に医療保険について詳しく知りたいという方は下記記事もチェックしてみてください。
医療保険に種類はあるの?特約の種類もさまざま
なぜ、30〜40代で医療保険を見直すのか?
加入している医療保険の内容が今の自分の状況に合っているのかどうかは適宜見直す必要があります。
なぜなら、医療技術は1年、2年単位で進歩しているからです。
以前は先進医療とされていた治療法が先進医療ではなくなったり、新たに先進医療として認められたりする治療法もあります。
医療技術の目覚ましい進歩と共に、医療保険の内容も大きく変わりました。一方で、一度加入した医療保険の保障内容は、基本的に何年経っても変わりません。
社会人になって日々忙しく働いていて、つい保険の見直しのことを忘れてしまっていた、結婚や出産を経験してライフプランの変化があった、そんな方も多いのではないでしょうか。ですので、働き盛りの30〜40代の方は、加入している医療保険の見直し時期だと言えるのです。
医療保険の選び方 トレンドはあるの?
最近では医療技術の進歩や制度の変更により、入院日数が短縮化されていますが、反対に以前に比べて通院日数が増加しています。
また、給付対象となる手術の項目も数年前に比べて大幅に増えています。
このような背景があることもあり、かなり前に医療保険に入り、そのままにしているという方は一度、医療保険の見直しをした方が良いと言えます。
それでは、医療保険のトレンドを紹介します。
(1)入院何日目から保障されるか
以前の医療保険は、「5日以上入院したら1日目から保障」といったように長期入院に対応したものが多かったのに対し、最近の医療保険は、「1泊2日から保障」や「日帰り入院から保障」などの短期入院に対応しているものもあります。
(2)1回の入院で何日まで保障されるか
以前の医療保険では、「1入院120日まで保障」といった120日型が主流でしたが、最近は、60日型の短期入院を重視したプランが多くなってきました。
また、入院が長期化しやすい生活習慣病に関しては、120日まで保障する特約の付加などもできるタイプもあります。
(3)先進医療の保障があるか
今は、ほとんどの医療保険が先進医療の保障を特約で付加可能となっています。
保障内容・保障限度額に差はありますが、月々数百円で数千万円の治療が保障されるものもあります。
(4)掛け捨てに近いタイプの終身型
以前は、解約返戻金や生存給付金がある医療保険も多くありましたが、現在では解約返戻金がない、もしくはあってもごくわずかという掛け捨てに近いタイプの終身医療保険というものもあります。
一生涯の保障を、割安な保険料で確保できる点が魅力です。
どういったタイプの医療保険がよいのかは、人それぞれです。
ただ、新しいタイプの医療保険の多くは、現在の医療環境に適したものと言えます。
新しい医療保険に加入するときの注意点は?
新しく医療保険に加入した場合のデメリットはないのでしょうか。
新しい医療保険に加入し直す場合の注意点を見ていきましょう。
(1)契約年齢が上がると保険料も上がる
保険は、契約年齢が上がるほど保険料も上がります。
新しい医療保険に加入したとしても、年齢による保険料アップで、現在のプランより割高になるケースもあり得ます。
(2)新規加入できる健康状態か
新しく保険に加入するときは、現在の健康状態を元に診査します。
健康状態によっては新たに医療保険に加入ができない可能性があります。
保険会社の診査が通ってから今の医療保険を解約するようにしましょう。
(3)解約返戻金はあるか
解約返戻金のある医療保険に加入していた場合、早期に解約すると、解約返戻金が支払った保険料よりも少ない可能性があります。
解約する前に確認しておきましょう(解約返戻金が全くないタイプの商品もあります)。
(4)加入中の医療保険に特約を追加できるか
新しい医療保険に加入し直すだけが、改善策ではありません。
ご加入の医療保険に、希望する保障を特約で追加できる場合もあります。
また、保険料の払込期間を延長することで月々の支払い保険料を下げることも可能です。
医療保険は、ご自身とご家族が安心して生活するためのものです。
多種多様なプランがあるので、タイミングを見極めて、あなたにピッタリの新しい医療保険に加入しましょう。
また、加入した保険も適宜見直しを行いましょう。
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おさらい
- 医療技術は日々進化しているので、医療の進化に合わせて医療保険の見直しをしましょう。
- 新しく医療保険に加入する場合、現在加入している保険を解約する前に、デメリットはないか等をしっかりと確認しましょう。