電気やガスの利用明細表を見て、「え?こんなに光熱費かかっちゃった?」と驚いた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
毎日の生活に必要なお金ですが、年間で見るとかなりの金額になってしまいますよね。
電気をこまめに消す、冷蔵庫を開けたらすぐに閉める、水は出しっ放しにしない…。
日々工夫はしているけれど、なかなか光熱費が下げられないという方へ、今回は7つの視点から考える節約術を紹介します。
様々な角度から見直すことで、暮らしにかかるお金の節約をすることが可能になります。
もくじ
1.まずは電気代のプラン・契約アンペアの見直しを
まずは、大前提として、電気料金のプランが適切なものになっているかを見直してみましょう。
電気料金の契約には様々なプランがあります。
契約時は自動的に「従量電灯」という、どの時間も一定の料金となる契約に設定されています。
プランの中には、夜(23時〜7時※電力会社によって異なる)の電気代が安くなるものや、時間帯によって電気料金が変わるプランもあります。
また、「従量電灯」の中でも、契約アンペア数を変えると基本料金が変わります。
ライフスタイルや、日常で使用する電力量に合わせて検討すれば、抜本的な光熱費の節約に繋がるかもしれません。
2.古い家電を買い替えて、消費電気量をダウン
経済産業省 家庭の省エネ徹底ガイドによると、現在販売されている一般的なエアコンの場合、10年前のエアコンと比べ40%の省エネを実現しているようです。
もちろん、家電の購入は大きな買い物ですので、一気に買い換えることは難しいと思いますが、初期投資はかかるにせよ、長い目で見れば家電購入費以上の電気代の節約に繋がる可能性もあります。
「家電の購入は、今はちょっと厳しい」という方は、まず照明器具をLEDに変えてみるのはいかがでしょうか?
こちらも白熱灯などと比べ、一般的に価格は高いですが、消費電力が小さく、交換も少なくて済むというメリットもあります。
身近な所から見直しを進めていきましょう。
3.リビングでの見直し術
エアコンはこまめに消さない?
エアコンが一番電力を消費するのは、外部と内部の気温差が大きいタイミングでエアコンを起動した時と言われています。
夏場に外から帰りエアコンを起動し、冷やして消してをこまめに繰り返すと、電力消費は非効率となります。
テレビは主電源からオフに
待機状態にしておきがちなテレビはしっかりと主電源からオフにしましょう。
旅行などで長期間、家を空ける際はコンセントも抜いておくことをオススメします。
スイッチ付のタップで待機電力をカット
待機電力は意外とかかるものです。
電気機器を使わないときは、コンセントを抜いたり、差したりするのは面倒なので、スイッチ付のタップを用いて、電源を元から切ってしまうのも1つの方法です。
4.キッチンでの見直し術
野菜の下ごしらえは電子レンジで
煮物などをする際に、野菜は電子レンジでチンしてから鍋に入れましょう。ガス代の節約に繋がり、煮崩れを防げるメリットもあります。
食器を洗う際はなるべくまとめて
こまめに食器洗いをすると、水道代がかさみます。3時のおやつに使った食器などは水につけ置きし、夕食分と一緒に洗うなどを心掛けましょう。
炊飯器の保温時間は短く
残ってしまったご飯は、タッパーに入れて冷蔵庫に入れるなどして、保温時間は短くしましょう。
5.入浴時間の見直し術
浴槽には必ずフタをする
追い炊きの回数を減らすために、浴槽にはフタをしましょう。それだけで保温効果が大きく変わります。家族全員の入浴時間をなるべくまとめるのも節約のポイントです。
給湯パネルのスイッチはオフに
給湯パネルにも待機電力が発生しています。忘れがちになってしまいますが、使わないときは給湯パネルの電源もOFFにしておきましょう。
シャワーはこまめに止める
水を出しっぱなしにしないのは、基本中の基本。手元にストップボタンのある節水型のシャワーヘッドに変えると便利です。
6.洗濯の見直し術
まとめ洗いが基本
1日に何度も洗濯をするとやはり光熱費がかさみます。まとめられるものはまとめて洗濯するよう心掛けましょう。
洗剤は適量を
洗剤を多く入れても、洗浄効果が高まるわけではありません。むしろ、すすぎ洗いが増え、水道代がかさんでしまいます。
お風呂の水を再利用
水道代の節約をするならば、お風呂の再利用がオススメです。ホームセンターなどでお風呂の水を洗濯機に移す専用のホースが売っているのでチェックしてみましょう。
7.トイレの見直し術
使用後は上フタを閉める
便座ヒーターを備えたトイレは上フタをしめておくと、保温効果があるので余計な電力が省けます。
流水レバーの大と小をしっかり使い分ける
大と小では大きく水道使用量が異なります。しっかり使い分けて節約しましょう。
便座の設定温度は季節に合わせて調節
夏場はOFFに。寒い冬場でも設定温度を下げておきましょう。
何気ない毎日の中に節約できるポイントは意外とたくさんあります。
光熱費の節約に近道はないので、今までの暮らしを見つめ、小さなことから一つひとつ見直し、コツコツ実践していくことで、きっと大きな成果が得られるはずです。
ぜひ今日から実践してみてくださいね。
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おさらい
- 料金プラン・古い家電の見直しをすると、長い目で見て光熱費の節約ができます。
- 節約成功のために、暮らしの様々なシーンで、細かな注意を払うことが大切です。