今回のテーマは、「一人暮らし節約レシピ」です。
しかし、1回の食事をどんなに削っても、普段から食費をたくさん使っているなら、意味はありません。
また、今まで外食ばかりだった人が自炊に目覚め、お鍋などの道具や、何種類もの調味料を揃えて、何度か自炊しているうちに挫折し、「逆にお金がかかった」という声もよく聞きます。
そうならないためにも、自炊の心得をしっかり胸に刻んだうえで、自分に合った定番節約レシピを習得しましょう。
もくじ
食費を削るために、今すぐ始めるたった2つのルール
一人暮らしでお金を貯めるために、真っ先に削りたい「食費」。
しかし、自炊の食費をどんなに削っても、普段はほとんど外食だったり、コンビニでお弁当やお菓子をしょっちゅう買っていたりでは、お金は貯まりません。
自炊の食費を削る前に、まずは、以下の2つのルールを厳守することから始めましょう。
1.お一人さま外食は止める
お腹がすいたら一人でもなんとなく外食に行きがちという男性も多いのではないでしょうか。
外食は、友人や知人とのコミュニケーション手段(交際費)と考え、極力一人では行かないなどのルールを作ると良いでしょう。
2.「なんとなく」コンビニも禁止
仕事帰りや外出からの帰り、つい寄りがちなのがコンビニです。
特に欲しくなかったのに、美味しそうなお弁当やお惣菜、スイーツが目に入ってきて、ペットボトルのドリンクと一緒にレジに……なんて、心当たりはありませんか?
例えばコンビニでの食費をざっと計算した場合、
・コンビニ弁当:500円
・飲み物:150円
・スイーツ:200円
合計:850円/回 1ヶ月毎日コンビニ弁当の場合、850円×30日=25,500円となります。飲み物とスイーツを我慢して、1日500円に抑えたとしても500円×30日=15,000円がかかります。
コンビニでこれくらいかかるということは、外食の場合は更に出費がかさむことが容易に想像できます。
自炊に切り替えて毎月15,000~25,000円以上の出費をいかに節約できるかが、重要なポイントとなりそうです。
自炊の準備は「最低限」でスタート
さて、さきほどの2つのルールをクリアした方は、自炊を始めましょう。ここで声を大にして言いたいことは、「道具は最低限あれば十分」ということです。
「お鍋セット」や「包丁セット」、ヘルシーメニューが作れる料理家電、もちろんあれば便利ですが、一人暮らしで節約をしたい男性には必ずしも必要とはいえません。
1.フライパン
2.パスタや乾麺を茹でたりお味噌汁を作ったりする鍋
3.包丁
4.まな板
道具はこの4点で十分です。
調味料は「醤油」と「塩」を基本とし、砂糖、味噌、万能なオリーブオイル、ごま油、コショウを揃えましょう。あとは、レシピに合わせて随時揃えれば充分です。
料理の味は「塩加減」で決まり、あとは醤油かコショウがあれば意外と味が決まりますよ。
自分の定番ヘビロテメニューを知る
次に、自分の趣味や性格に合った「自炊スタイル」はどれかを見定めましょう。
自分の自炊スタイルを知ることによって、スーパーでの無駄な買い物を減らし、効率的に節約レシピを考えることができるようになります。
A. ご飯とお味噌汁スタイル
「ご飯とお味噌汁がないと力が出ない……」という日本男子なら、あとは「おかず一品」ですね。
日本食の基本は一汁一菜。おかずは1品あれば充分と考えましょう。
B. 毎日パスタ!イタリアンスタイル
業務用スーパー、ネットショップで激安で買える業務用乾燥パスタを主食とするイタリアンなスタイルです。材料にはパスタと水、オリーブオイルと塩さえあれば、とりあえず作ることができます。
あとは、不足している栄養をスーパーの特売で補うつもりでアレンジしましょう。
C. とにかくお金をかけないサバイバルスタイル
「ご飯もパスタも高いよ!とにかくお金がない!」という方は、小麦粉を10キロ単位で買って、うどんもパンも自作するサバイバル自炊という手も。
サバイバルと言っても、慣れてくれば、お店より美味しいメニューを作ることも夢ではないかもしれません!
いかがでしたか? 「節約」と言うと、我慢、大変とマイナスなイメージがあるかもしれませんが、楽しんでしまえばこっちのものです。
自分に合った節約レシピを考えて、楽しみながら実践してみてくださいね。
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おさらい
- 男性の一人暮らしは、外食、コンビニは極力控え、自炊生活に切り替えることが節約のポイントです。
- 自炊は大変そうに思えるかもしれませんが、できる範囲で楽しみながら実践していくと良いでしょう