貯蓄

保険活用で資産形成の仕組みづくりを

保険活用で資産形成の仕組みづくりを

この記事の早わかり要約

  • 資産形成の秘訣は「貯蓄の目標を決めること」と「長く続けられる仕組み作りをすること」です。
  • 資産形成の仕組み作りとして、生命保険を活用することができます。

貯蓄が苦手な人の特徴とは

お金を貯めると決意したけど、長く続かなかった……という経験をしたことはありませんか。楽してお金を貯められる方法があれば嬉しいですよね。資産形成をする秘訣は2つあります。「貯蓄の目標を決めること」と、「長く続けられる仕組み作りをすること」です。貯蓄が苦手な人の特徴は、貯蓄に対しての目標がないことです。「いつまでにいくら必要か」が明確ではないため、どれだけ貯蓄が必要かを理解できていないのです。そのため、いつまでたっても“なんとなく不安”を感じていて「貯蓄をしないといけない」と思っているままになってしまいます。
例えば「なんとなく将来が不安だからお金を貯めたい人」と「老後資金として65歳までに3,000万円貯めたい人」を比較すると、次に起こすアクションにも差が出てきます。貯蓄の目標が明確になれば、あとはその目標が達成できる仕組みを作るだけです。

資産形成を仕組み化しよう

貯蓄の目標が明確になっても、資産形成の仕組みがないとなかなかお金は貯まりません。多くの家庭は限られた収入で家計のやりくりをしています。限られた収入の中で効率的に貯めるには、「先取り貯金」が有効です。先取り貯金とは、給料を受け取ったら、まず貯金をして、余ったお金で生活費をまかなう方法です。余った分だけ貯金に回していたらいつまでたっても目標金額を達成することはできません。
また、資産形成の仕組みとして、生命保険を活用することができます。生命保険は、家計の項目上、固定費として考えることがあり、家計の見直しの対象となることもあります。自分がどんな保険に入っているのかわからないような場合や、収入に見合わなかったり家計の負担になっていたりするようであれば、見直す必要があります。

資産形成に向いている保険とは

生命保険を利用して資産形成をしたい人は、解約返戻金のあるタイプを選びましょう。終身保険養老保険学資保険などがあります。

終身保険

終身保険とは、死亡保障が一生涯続く保険です。満期がないため、満期のときに受け取れる満期保険金はありませんが、保険を解約したときに受け取れる解約返戻金があります。終身保険の中には、低解約返戻金型終身保険など一定期間を超えると解約返戻金が多くなるタイプもあり、資産形成として活用しやすい商品です。自分のライフスタイルやお金の必要な時期に合わせて解約の時期を決めることができます。

養老保険

養老保険は、一定の保険期間内に死亡したときには死亡保険金を、満期時に生存しているときには満期保険金を受け取ることができます。終身保険と違い、保障の期間が決まっている、満期保険金額が決まっているのが特徴です。期間が決まっている分、具体的に将来の設計を立てたい人向けです。

学資保険

学資保険は、子どもの教育資金の準備を目的にした保険です。進学時期に合わせて保険金を受け取れるメリットがあります。また、契約者である親に万一のことがあれば、以降の保険料の支払いが免除されるタイプが主流です。子どもの将来のために教育資金を準備したい人向けです。このように資産形成に活用しやすい生命保険にも様々なタイプがあり、期間や目的に応じた保険を選ぶことができます。ただし、生命保険は短期間で解約すると払い込んだ保険料より、解約返戻金の方が少なくなってしまうケースが大半です。無理をせず、長く続けられる範囲で始めることがポイントですよ。下記記事も参考にしてみてくださいね。保険で貯蓄ってどういうこと?貯蓄型保険ってあるの?そんな疑問を解決!

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おさらい

  • 資産形成の秘訣は「貯金の目標を決めること」と「長く続けられる仕組み作りをすること」です。
  • 資産形成の仕組みづくりとして、生命保険を活用することができます。

(最終更新日 : 2020年12月31日)

執筆者

荒木 千秋

ファイナンシャルプランナー、大阪電気通信大学金融経済学部特任講師

現在は、同大学の講師を中心としながら、お金に関する個別相談や、WEB媒体の執筆、女性向けセミナー等を開催。

メガバンクにて、富裕層や法人オーナーを対象とした投資相談業務に従事した経験により、金融商品の販売側と一般の投資者側の両方の視点に立ったお金の知識を伝えることをモットーにしている。

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