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初心者でも外貨投資がわかる。外貨投資の3つのメリット

初心者でも外貨投資がわかる。外貨投資の3つのメリット

この記事の早わかり要約

  • 金融商品には、日本円で投資する以外にも、日本円を米ドルや豪ドルなどの外国の通貨と両替して運用するものがあります。
  • 外貨投資のメリットには、為替差益、高金利、投資の選択肢が増えることです。
  • 外貨建ての金融商品は、それぞれのメリットとデメリットがあります。興味を持ったら、専門家に相談しましょう。

外貨預金だけじゃない!外貨投資とは

投資といえば、日本円での投資を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。日本円以外にも、米ドルや豪ドルなどの外国の通貨に両替して投資する「外貨建ての金融商品」があります。外貨建て金融商品は、外貨預金、外国株式、外国債券、外国投資信託、外貨建て保険、FXなど種類が充実しています。それぞれ特徴があるので自分に合った投資方法を見つけることができるでしょう。外国の通貨を使った投資は、米ドル以外にもユーロや、豪ドル、ブラジルレアル、南アフリカランドなど、幅広くあります。外貨投資を活用すれば通貨の分散ができます。

外貨投資のメリットと注意点

外貨投資のメリットを3つご紹介します。1つ目は、為替差益が得られることです。10万円を米ドルで運用した場合を考えてみましょう。
米ドルの為替が1ドル120円のとき、10万円÷120円で833ドルと両替できます。数ヶ月後に米ドルが140円になった時、米ドルから日本円に両替すると、833ドル×140円で116,620円になります。このように、通貨を交換して得られる利益を為替の差益といいます。「外貨建て保険」ってどんな保険?そのメリット・デメリットとは
2つ目は、金利です。外貨投資なら国内の金利よりも、高い金利の投資先もあります。受け取った利子を運用して、さらに利子を生んでいく複利運用で、効率的に資産を増やすことも可能です。
3つ目は、投資の選択肢が広がるという点です。外貨投資は国内だけなく、世界が投資の対象。日本よりも高い金利の投資先を見つけたり、成長性の高い会社を見つけたりすることができます。
もちろんメリットだけではありません。気をつけてほしいこともあります。外貨建ての金融商品は常に為替の影響を受けます。そのため、為替の値動きで損失が発生することもあります。また、外貨に両替するには為替手数料がかかります。

投資先を見つけよう

時間をかけて増やしたい人向けには、外貨預金、外国債券、外貨建て保険といった方法もあります。外貨預金は、外貨投資の中ではシンプルでわかりやすいのが特徴です。為替の差益(差損)と、預けている期間の利息がつきます。外国債券は、国や会社が発行している債券です。金利は、国や会社の信用度に応じて決まり、預金よりも高い金利が期待できます。外貨建て保険は円建て保険よりも、死亡保険金や満期金、解約したときのお金(解約返戻金)など条件が良いものもあります。さらに詳しく知りたいという方は、下記記事を参考にしてみてください。外貨建て保険にリスクはある?メリット・デメリット
為替の差益や値上がり益を積極的に目指したい人は、外国株式、FXにも目を向けてみるといいかもしれません。外国株式は、世界の企業に投資して値上がり益が期待できますし、FXは少ない元手で大きな取引ができるレバレッジという方法を使うことによって少額からでも投資ができます。
外貨投資に目を向けると、投資の選択肢を増やすことができますが、それぞれの金融商品には、メリットとデメリットがあります。興味を持ったら、ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家に相談するのが良いでしょう。

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おさらい

  • 金融商品には、日本円で投資する以外にも、日本円を米ドルや豪ドルなどの外国の通貨と両替して運用するものがあります。
  • 外貨投資のメリットには、為替差益、高金利、投資の選択肢が増えることです。
  • 外貨建ての金融商品は、それぞれのメリットとデメリットがあります。興味を持ったら、専門家に相談しましょう。

(最終更新日 : 2024年10月9日)

執筆者

荒木 千秋

ファイナンシャルプランナー、大阪電気通信大学金融経済学部特任講師

現在は、同大学の講師を中心としながら、お金に関する個別相談や、WEB媒体の執筆、女性向けセミナー等を開催。

メガバンクにて、富裕層や法人オーナーを対象とした投資相談業務に従事した経験により、金融商品の販売側と一般の投資者側の両方の視点に立ったお金の知識を伝えることをモットーにしている。

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