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分散投資は何のため?リスクとリターンの関係性

分散投資は何のため?リスクとリターンの関係性

この記事の早わかり要約

  • 金融商品には、内容や程度の違いはあるものの「リターン」と「リスク」の両方が備わっています。リターンは「収益」を表し、リスクは「リターンの振れ幅の大きさ」を意味します。
  • 資産、通貨の分散とは、一つの資産に全額を投資するのではなく、外国の通貨を組み合わせたり、値動きの異なる資産を組み合わせたりすることです。
  • 時間の分散とは、一度に全額を投資するのではなく、時間を分けて同じ金額で同じ投資対象に投資する、ということです。

リスクを軽減する方法とは

低金利の影響は、預金でお金を増やすことが難しくなっただけではなく、円建て保険などの保険商品の保障内容などにも影響が出ています。お金を増やしたり、万一の保障を準備したりするには、預金以外の金融資産を持つことや、日本円以外の通貨に投資することも選択肢として広がっています。このような金融商品には、内容や程度の違いはあるものの「リターン」と「リスク」の両方が備わっています。リターンは「収益」を表し、リスクは「リターンの振れ幅の大きさ」を意味します。大きなリターンを期待すると、変動幅が大きくなり、リスクが大きくなります。逆に、小さなリターンであれば変動幅は小さくなり、リスクも小さくなるのです。リスクと上手に付き合う方法は、投資先や投資の時期を分散させることです。
みなさんは「卵は一つのカゴに盛るな」ということわざをご存知ですか?一つのカゴにすべての卵を盛っていた場合、カゴを落としてしまうと、卵はすべて割れてしまいます。いくつかのカゴに分けて卵を盛っていれば、一つのカゴを落としても、すべての卵を割ることを避けられるということわざです。価格が変動する資産を持つときには「投資先や投資時期などを分散させる」ということが大切なのです。分散投資の考え方のうち「資産・通貨の分散」と「時間の分散」について紹介します。

資産・通貨の分散

「資産・通貨の分散」とは、一つの資産に全額を投資するのではなく、日本円と米ドルなどの外国の通貨を組み合わせたり、株と債券などの値動きの異なる資産を組み合わせたりすることです。金融資産を組み合わせて投資すると、ある資産が値下がりしていても、他の資産が値上がりしていれば、結果として損失を抑えることができます。
すべてのお金を一つの資産に集中投資していると、その資産がマイナスになれば全体がマイナスになってしまいます。異なる資産に分散して投資するとリスクを低減する効果と収益を期待することができます。一度にたくさんの金額を同じ投資対象に投資するよりも、複数の資産や通貨を組み合わせて投資することを検討しましょう。

時間の分散

「時間の分散」とは、一度に全額を投資するのではなく、時間を分けて同じ金額で同じ投資対象に投資すると、一度で購入するよりも購入金額を抑える効果が期待できます。代表的な方法として「ドル・コスト平均法」があります。ドル・コスト平均法とは、長い期間をかけて、“定期的”に“一定の金額”で“同じ投資対象”を買い続けていく方法です。価格が高いときに買いすぎることや、価格が安いときに買うチャンスを逃さないで買うことができる投資方法です。例えば、米ドルを毎月1万円積み立てているとしましょう。米ドルが100円の時には、100米ドルと交換できます。米ドルが120円の時には、約83米ドルと交換できます。価格は日々変わるので、購入する金額を一定にして買い続けていくと購入価格が平均化されます。投資信託の積み立てや外貨建て保険の平準払い(保険料払込期間満了まで一定の保険料を支払う方法)などは、時間の分散を利用することができます。
時間の分散は、購入のタイミングを悩むこともありませんし、長期的な資産形成を考えている人向けの方法です。まとまったお金を準備できなくても、時間をかけて積み立てることで資産形成をすることができます。分散投資を味方にして、リスクや将来に備えてみてはいかがでしょうか。

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おさらい

  • 金融商品には、内容や程度の違いはあるものの「リターン」と「リスク」の両方が備わっています。リターンは「収益」を表し、リスクは「リターンの振れ幅の大きさ」を意味します。
  • 資産、通貨の分散とは、一つの資産に全額を投資するのではなく、外国の通貨を組み合わせたり、値動きの異なる資産を組み合わせたりすることです。
  • 時間の分散とは、一度に全額を投資するのではなく、時間を分けて同じ金額で同じ投資対象に投資する、ということです。

(最終更新日 : 2021年1月4日)

執筆者

荒木 千秋

ファイナンシャルプランナー、大阪電気通信大学金融経済学部特任講師

現在は、同大学の講師を中心としながら、お金に関する個別相談や、WEB媒体の執筆、女性向けセミナー等を開催。

メガバンクにて、富裕層や法人オーナーを対象とした投資相談業務に従事した経験により、金融商品の販売側と一般の投資者側の両方の視点に立ったお金の知識を伝えることをモットーにしている。

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