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老後資金の貯め方のメリット・デメリット比較【30代】

老後資金の貯め方のメリット・デメリット比較【30代】

この記事の早わかり要約

  • 老後生活まであと30年ある30代は、老後資金を貯め始めるのに良いタイミングです。
  • 老後資金の貯め方は様々ですので、メリット・デメリットをよく理解して自分や家族に合った貯め方を選択しましょう。 

30代で考えたい老後資金の貯め方

結婚して子どもが生まれて気づけば30代も半ば。マイホームのローン返済や子どもの教育費の捻出を優先し、老後資金のことまでは考えていなかったという主婦の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ニュース等で「老後貧乏」という言葉を耳にする度に不安を感じていませんか?しかし、30代の方なら、老後まであと30年近くの期間があります。30代は老後の準備を始めるにはいいタイミングです。
そこで、無理なくできる老後資金の貯め方をご紹介します。また、同時に老後に必要な貯蓄額も知っておくと良いでしょう。下記記事もあわせてご確認ください。
老後のお金の考え方 必要貯蓄額をチェック

預貯金

銀行への預貯金は、手軽に始める老後資金の貯め方として思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
預貯金の種類には普通預金・定期預金・積立預金などがあります。時期によってキャンペーンを行っている銀行もあるので、ネット銀行等も日頃からチェックしておくと良いでしょう。

預貯金のメリットとデメリット

■メリット
・元本保証がされている(万が一、金融機関が破綻した際も、預金保険機構という期間により1金融機関、1預金者につき、1,000万円までの元本とその利息が保護される)
・手軽に始めやすい
・いざというときに自由にお金の出し入れができる
■デメリット
・低金利
・簡単に引き出せるので使ってしまう可能性がある

低解約返戻金型終身保険

保険という形をとれば、万が一のときの保障という保険ならではの安心感もありつつ、保険を使うことがなければ資産形成の手段にもなりえます。
資産形成機能のある保険として、低解約返戻金型終身保険があります。若いうちは万一のときの死亡保障として考え、保険を使わなければ、老後は解約して返戻金を生活資金に回すという使い方も考えられるでしょう。

低解約返戻金型のメリットとデメリット

■メリット
・終身の死亡保障が得られる
・生命保険料控除が受けられ税金が安くなる
■デメリット
・途中で解約すると、戻ってくるお金が払ったお金より少なくなってしまう恐れがある
・好きなときに引き出せない

個人年金保険

こつこつ保険料を積み立てていき、将来年金として受け取ることができる個人年金保険。まさに老後のための保険と言えます。

個人年金保険のメリットとデメリット

■メリット
・老後資金形成のための保険なので確実に貯めやすい
・生命保険料控除が受けられる
■デメリット
・途中で解約すると、受け取れる金額が少なくなる
・金利が固定されているタイプだと物価変動に対応できない

確定拠出年金

個人年金と同じく私的年金の1つで、自分で年金積立金を運用していく確定拠出年金というものがあります。
確定拠出年金には、自ら掛金を支払う「個人型」と、企業が導入して掛金を支払う(企業、個人双方が支払う場合もあります)「企業型」がありますが、個人事業主や勤めている会社が制度を導入していない場合は、「個人型」への加入になります。 大きなメリットは掛金額が全額所得控除になることです。
しかし、お金が増えることもあれば減ることもあるということを覚えておきましょう。

確定拠出年金のメリットとデメリット

■メリット
・掛金額が全額所得控除になる
・資産運用で得た利益は非課税
・運用次第で将来の受取額を増やせる
■デメリット
・原則60歳まで解約ができない
・運用次第で将来の受取額が減るリスクがある

投資信託

資産を大きく増やしたいという方は、思い切って投資に挑戦してみるのも選択肢の1つです。投資信託は、少額から投資できて、比較的初心者でも始めやすい方法です。

投資信託のメリットとデメリット

■メリット
・運用次第で資産を増やせる
・少ない資金から始められて分散投資ができる
■デメリット
・元本保証がないので、資金が減る可能性がある
老後資金の貯め方はさまざまですが、まずは今の家計を見直してみましょう。どの方法を選ぶとしても、それぞれのメリットデメリットを理解した上で選択することが大切です。
保険の場合、途中解約をすると、支払額よりも受取額が少なくなる恐れもあるので、慎重に検討しましょう。余裕のある老後生活を送るためにも、早いうちからしっかりと準備をしておきましょう。

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おさらい

  • 老後生活まであと30年ある30代は、老後資金を貯め始めるのに良いタイミングです。
  • 老後資金の貯め方は様々ですので、メリット・デメリットをよく理解して自分や家族に合った貯め方を選択しましょう。

(最終更新日 : 2024年10月9日)

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