身近な家計のことや保険のこと、さらには資産形成のこととか「お金の相談」って誰にすればいいのだろう。マネードクターはそんなあなたの頼れる相談相手です。
老後資金や将来のことを思うとNISAやiDeCoなど、よく聞く資産形成を始めたいのですが、何から始めたらいいのかわからないので教えてほしいです。保険更新の案内も来て保険料が上がり毎月の支出が増えるので、今後の家計に不安もあります。
お悩みポイント
相談者プロフィール
[相談者] | 女性(会社員・37歳) |
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[家族構成] | 夫(会社員・37歳)、子2人(6歳、3歳) |
[保険料] |
47,000円/月 ※世帯総額 |
[死亡保障] | 3,300万円 × 2人 |
[入院保障] | 5,000円/日 × 2人 |
[学資保険] | 230万円 × 2人 |
資産形成が気になっているそうですが、具体的に気になっている方法などはありますか?
ニーサとかイデコとか最近よく聞くので気になっています。
なるほど。例えばiDeCoだと掛金、運用益、そして給付を受け取るときに税制上の優遇措置を受けられます。一方で60歳まで引き出せない等のデメリットもあります。資産形成の目的や運用できる金額はお決まりですか?
いいえ。まだ何も決まっていないです。
実は保険の更新も控えていて、家計が圧迫されるのも気になっています。
そうなんですね。ではまず、保険の見直しから始めましょう。資産形成は無理して始めるものではありません。
更新を控えているのは奥様の保険ですか?
私と主人の保険両方です。
お二人とも更新なのですね!わかりました。ではさっそく見てみますね。
更新後の保険料は、月11,000円UP。
最高80歳までしか更新ができない。また、死亡保障以外の保障が薄い。
更新ごとに金額があがるのに、病気リスクが高まる80歳以降に更新ができないので、別の方法で保障を確保するとよいですね。
就業不能保険 | 保険料 2,157円/月 最大3,360万円の死亡保障 |
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医療保険 | 保険料 2,662円/月 入院保障 5,000円/日 ※各種特約付き |
がん保険 | 保険料 2,316円/月 がん診断給付金 100万円/回数無制限 |
収入保障保険 | 保険料 2,646円/月
最大3,360万円の収入保障 |
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医療保険 | 保険料 4,000円/月 入院保障 5,000円/日 |
がん保険 | 保険料 2,096円/月
がん診断給付金 100万円/回数無制限 |
なんだか加入保険が増えますね・・・
はい。それぞれに特化した保険に加入することで、保障を手厚くするプランです。
がん保険はたしかに加入を検討していました。
それは良いですね!がんは治療に期間を要する場合もありますので、保険料払い込み免除などがついているプランにしています。
死亡保障とほぼ同額の収入保障がありながら、医療もがんも保障が厚くなっていますね!
はい。保険料はお二人で14,854円/月です。
学資保険の20,000円を足しても32,000円。これまでより12,000円も安くなります!
月々12,000円は大きいですよね!更新していたらプラス11,000円だったと思うと更にですね・・・
捻出できた12,000円で、資産形成を始められますか?
もちろん可能ですが、資産形成には保険商品で行うものや、株、投資信託、iDeCo、NISAなどいろいろな方法があります。どの方法で運用していくかは、更に全体像を見て決めていきましょう。
全体像ですか?
はい。ご家族の将来設計や、今の収支をきちんと把握してから選ぶことで本当に無理のない資産形成が始められます。お客さまのキャッシュフロー表を作成しますね。
キャッシュフロー表?
将来のお金の計画書のようなものです。これからのライフイベントも整理していくことで、将来的に必要な資金はいくらぐらいか、保険ではどんな保障があれば安心かなども見えてきます。
将来に必要な資金、わかっていないまま不安になっていたので助かります。
そのうえで、今の収支にあわせて、適切な方法を選択していきましょう。
ありがとうございます!浮いた12,000円ですぐに資産形成を…と思っていました。将来のお金のことが把握できるのも安心です。よろしくお願いします。
まずは、更新を控えている保険の見直しから。
10年ごとに更新をし、保険料が上がる保険から、必要な保障に特化した保険に切り替えることで12,000円/月の資金の捻出ができた。
運用方法の選択はキャッシュフロー表を作成し、全体像を把握したうえで決定することで本当に無理のない資産形成を開始いただくことができた。