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無選択型終身保険とはどんな人のための保険なの?

無選択型終身保険とはどんな人のための保険なの?

この記事の早わかり要約

  • 無選択型終身保険は、「被保険者の健康状態を選ばない」保険で、持病を持っている方も比較的加入しやすい保険です。
  • 誰でも入れる保険ではないということや、保険料が高いなどデメリットもあるので、加入の際は充分に注意しましょう。
  • 持病があっても保険会社によって加入の基準が異なるので、まずは通常の保険の申し込みをし、加入できなかった場合に無選択型の保険を検討すると良いでしょう。

無選択型終身保険とは

無選択型終身保険というものを知っていますか?無選択?選ばない?一体どのような保険なのでしょうか?それは、保険の対象となる人(被保険者)の“健康状態”を選ばない、ということです。健康状態の告知が不要なので、持病があるなど一般的な保険には加入するのが難しい人も比較的加入しやすい保険なのです。
ただし、誰でも入れるわけではありません。たとえば入院中であれば申し込みができません。さらに、健康状態以外の面で加入できない場合もあります。保険の加入における診査は健康状態以外にも職業、年収なども含まれるからです。終身保険というのは、保障が一生涯続くものです。基本的には死亡保障なので、入院や手術で給付金が出るような保険ではありませんが、保険会社によっては高度障害状態になった場合でも死亡保険金と同額を支払う商品もあります。生命保険の加入条件とは?チェック項目一覧

無選択型終身保険の注意すべき点はなに?

無選択型終身保険の最大の注意点は、健康な人が加入すると損をしてしまうかもしれないということです。無選択型なので通常の保険より3つの点で不利になってしまいます。1つは通常の保険よりも保険料が高いということです。2つ目は、加入後数年間の死亡保障は支払った保険料分だけというタイプが多いことです。最後に、終身払い込み方式の場合は長生きすればするほど、払った保険料が死亡保障額をどんどん超えていくということです。

無選択型終身保険に加入する前に通常の保険から

したがって、持病があるからといって無選択型終身保険にすぐ加入するというのはあまりお勧めできません。順番としては、初めに通常の保険の加入の申し込みをした方がいいでしょう。そこで加入できなかった場合は、“引受基準緩和型”という保険もあります。引受基準緩和型保険は、通常の保険と無選択型の中間に位置していると考えて問題ありません。引受基準緩和型の保険の加入も断られたら、“無選択型”の保険を検討してみましょう。引受基準緩和型保険とは?告知項目はどう違う?
ちなみに、同じ病気でも保険会社によって加入可能な範囲は異なります。他では加入できなかったけど、他社なら加入できた!ということもありえます。保険の相談相手の選び方

一度に全額を払うタイプも

最後に一時払いの無選択型終身保険を紹介します。これは、保険会社に一度に保険料を支払うということです。保険会社によっては加入後一定期間を経過すると、少しずつ保障額が上がる仕組みとなっている商品も取り扱っています。どのような保険に加入するにしても、保険会社と保険商品をよく知った上で判断する必要があります。

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おさらい

  • 無選択型終身保険は、「被保険者の健康状態を選ばない」保険で、持病を持っている方も比較的加入しやすい保険です。
  • 誰でも入れる保険ではないということや、保険料が高いなどデメリットもあるので、加入の際は充分に注意しましょう。
  • 持病があっても保険会社によって加入の基準が異なるので、まずは通常の保険の申し込みをし、加入できなかった場合に無選択型の保険を検討すると良いでしょう。

(最終更新日 : 2021年1月6日)

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