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学資保険の加入時期と受け取りタイミングはいつがいい?

学資保険の加入時期と受け取りタイミングはいつがいい?

この記事の早わかり要約

  • 学資保険には、「資産形成型」と、死亡給付金などがついた「保障型」があります。
  • 保険金には、一定の年齢に達したときに支払われる「お祝い金」と、満期に達したときに支払われる「満期保険金」があります。
  • 月々の保険料や受取金額、受け取るタイミングなどトータル的にしっかりとプランを練ることが大切です。

学資保険とは

学資保険とは、子どもの教育資金を積み立てることを目的にした保険のことです。保険金はある一定の年齢に達したときに支払われる“お祝い金”と、満期に達したときに支払われる“満期保険金”があります。
また、学資保険にはこのように教育費準備を重視した「資産形成型」と、親や子どもに万一のことが起こった場合に一時保険金などの給付金や死亡給付金が設けられている「保障型」があります。

学資保険を選ぶポイントとは

学資保険で悩んだ時に、いろいろな口コミ情報を入手すると、なおさら分からなくなってしまうということはないでしょうか。学資保険には各社の様々な工夫があり、それぞれの商品に特徴があります。
そこで、どのような所に注目して選べばいいのか、ポイントをご紹介します。
まず学資保険で重要だといわれているのは「返戻率」「保障内容」です。「返戻率」とは、支払った保険料の総額に対して戻ってくる保険金の割合のことで、これが高いほど教育資金準備に適している保険ということになります。
逆に返戻率が100%を切ると、支払保険料よりも満期保険金や解約返戻金が少なくなります。基本的に「資産形成型」は保障型よりも返戻率が高くなっていて、「保障型」は支払保険料よりも満期保険金や解約返戻金が少なくなる可能性が高くなります。注意して必要に応じた保険選びをしましょう。

学資保険の加入時期の目安はあるの?

では、実際に学資保険の加入を検討するとしたら、いつから考えればよいのかというと、“できるだけ早く”がよいでしょう。
学資保険は、妊娠中(出産140日前)からでも加入することが可能なタイプもあります。早すぎるのでは、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、早めに加入するメリットは大きいのです。

万一のことがあっても安心

学資保険は契約時から保障が開始するため、出産前、契約者に万一のことが起こっても、その後の保険料が免除され、契約どおりの保険金を受け取ることができます。

産後は何かと忙しい!

同じ金額を準備するにしても、0歳からスタートするのと5歳からスタートするのとでは、月々の負担額は大きく変わってきます。加入をするなら、できるだけ早い方がいいですが、産後はいろいろと忙しくなるので、安定期にじっくり加入を検討をするのもよいでしょう。
教育費準備の上手な方法とは?

保険金額の目安はどのくらい?

まず、子どもの教育資金で一番お金のかかる、大学入学時のタイミングから逆算して考えましょう。東京私大教連の調べによれば、私立大学の受験から入学までにかかる費用は自宅外通学で約218万円、自宅通学でも約156万円かかるとされています。

参考:私立大学新入生の家計負担調査 2018年度
※2017年9月29日情報更新
この入学時までにかかるお金と、入学後の教育費を鑑みれば、学資保険の受取金額は200~300万円くらいがひとつの目安になると言えるでしょう。ただし、子どもの進路によっても必要な額は異なります。
大学入学時の出費が多いという話をしましたが、かといって受取金を400万円以上に設定しなければいけないというわけでもありません。
というのも、学資保険は途中で解約をすると、支払った保険料を解約返戻金が下回る可能性があるというリスクがあるからです。もし、月々に3万円以上学資保険に費やすだけの余裕があるのであれば、保険料は2万円程度に留め、残りは貯蓄にまわすというのもひとつです。家計の状況を踏まえ、考えるとよいでしょう。

学資保険の給付のタイミングは返戻率も考えながら

学資保険には「お祝い金」があるタイプもあります。このお祝い金は、どこのタイミングで受け取るのがよいのでしょうか。これは、家庭によってそれぞれ異なり、入園や入学時にこまめに受け取りたいという方も、出費が多くなる大学入学時にまとめて受け取りたいという方もいるでしょう。
しかし、途中でこまめに受け取るよりも一度に受け取る方が返戻率が高い場合があります。「お祝い金」はその時必要がなければ次回に繰り越すことができるタイプもありますし、家庭の状況によって、受け取りのタイミングを考えましょう。

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おさらい

  • 学資保険には、「資産形成型」と、死亡給付金などがついた「保障型」があります。
  • 保険金には、一定の年齢に達したときに支払われる「お祝い金」と、満期に達したときに支払われる「満期保険金」があります。
  • 月々の保険料や受取金額、受け取るタイミングなどトータル的にしっかりとプランを練ることが大切です。

(最終更新日 : 2020年12月28日)

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