個人の貯金額はいくらぐらいだと思いますか? お金白書2020年版

世の中が大きく変化していく中で、老後資金の準備方法や保険、資産運用など、人生設計に必要なお金との付き合い方を専門家の視点で相談にのる「マネードクター」を提供するFPパートナーが、2020年1月、お金に関する意識調査を実施。令和時代のお金の意識、貯金の実態を調査した結果をまとめました。

人生設計について考えたことはありますか?

全体の7割以上(71.5%)が将来や老後の自分の人生設計について「考えたことがある」と回答。 年代ごとで大きな差はなく、20代でも7割を超える(70.1%)人が将来や老後の自分の人生設計について考えたことがあると回答している。

POINT

個人の貯金額が「1,500万円以上」と回答した人では、将来について考えたことがある割合が83.7%と、10%以上アップする結果に。
「貯金していない」人では、半数以上の51.3%が将来について考えたことがないと回答し、額にかかわらず貯金している人よりも圧倒的に多い割合となった。

お金に関する教育を
うけたことはありますか?

幼少期や学生時代にお金に関する教育を受けたことがある人は、全体の2割にも満たない(18.8%)結果。
一方で、年代が下がるほどお金の教育を受けたことがある人の割合は増加し、20代が最も多い30.7%という結果に。

POINT

全体では、およそ2割(18.8%)がお金の教育を受けたことがあると回答したのに対し、「貯金をしていない」人では、1割にも満たない9.7%という結果に。
また、貯金額1,500万円以上の人では、お金の教育を受けたことがある割合が26.2%と、4分の1を超えている。

あなたの貯金額は
いくらですか?

回答者の3人にひとり以上(36.2%)が、貯金額が「100万円未満」であることが判明。
50代では貯金額「1,000万円以上」が2割以上(22.1%)いる一方で、「貯金していない」人もおよそ2割(17.1%)いることが判明。

身近にお金の相談を
できる相手がいますか?

全体の6割以上(63.8%)が身近に相談できる相手がいないと回答。
特に年齢が上がるごとに「身近に相談できる相手がいない」人が増加しており、40代で70.7%、50代で70.1%と、7割を超える結果に。

お金に関するもっとも
不安に感じていることは?

不安に感じているお金の問題1位は「老後の生活資金」で全体のおよそ5割(46.3%)にのぼる結果に。
年代が下がるごとに不安に感じているのが「貯蓄方法」。20代では22.7%と、5人にひとり以上が貯蓄方法を不安に感じている。

不安解決のために
期待していることは?

全体のおよそ6割(58.7%)の人が、「年金などの国の制度に期待している」と回答。
「専門家に相談している」人は、全体でも約1割(11.1%)と少ない。インターネットなどで情報収集をしている割合は、30代(39.0%)が最も多い。

日常生活でリスクと
感じていることは何ですか?

リスクに感じていること1位は、「自身が働けなくなること」で4人にひとり以上(27.9%)が回答。
また、自身の病気や働けなくなることに対して最もリスクと感じている人がおよそ2人にひとり(48.4%)もいるということが判明。

現在、保険に加入していますか

全体の保険加入経験者は8割以上(84.1%)、そのうち現在も保険に加入している人の割合は77.6%という結果に。50代に関しては、9割近く(85.3%)が現保険加入者と回答。

POINT

貯金額と保険加入の相関関係を見ると、貯金額1,500万円以上の人では9割近く(88.7%)にのぼる結果となった。いっぽう現在保険に加入していない人の割合は、全体の18.5%に対して、貯金していない人では27.9%と、10ポイント近く多い結果に。

加入している
保険の種類は何ですか

日常生活で感じるリスクでは「自身が働けなくなること」が27.9%と割合が高かったが、保険加入では「働けなくなった時のための保険(収入保障、所得補償)」は意外にも14.5%と少ない結果に。

現在支払っている
総保険料(月額)はいくらですか

現在支払っている総保険料の平均額は、「21,761円(月額)」。年代があがるごとに月額平均はおおむね増えていく傾向。毎月約20,000円の支出は、加入保険に対する不満で、「保険料の負担が大きい」という回答が多くなるのも納得。

現在加入している保険に対する
不安や不満はありますか

保険加入者のうち、現在加入している保険に不満がない人は6.4%と非常に少ない結果に。年代ごとに見ても、加入している保険に満足している人は10%未満という結果となった。

不安や不満について
当てはまるものをお答えください

「保険料の負担が大きい」という不満についで、「今のままでいいのか不安(37.7%)」、「自分に適切な内容かわからない(35.1%)」、「保障内容がわかりづらい(28.4%)」など、内容への理解に関する回答が多い。全体の6割以上が身近に相談相手がいないことの影響も考えられる。

現在、資産運用をしていますか

全体の3人にひとり以上(35.5%)は「現在資産運用をしている」と回答し、男性20代では5割を超える(51.1%)結果に。また、3人にひとり以上(36.0%)が「今はしていないが今後してみたい」、「していないが興味はある」といった、資産運用について関心を示していることが判明。現在資産運用をしている人を含め、資産運用へ関心を持っている人が全体の7割以上(71.5%)となる結果に。

資産運用方法をお答えください

資産運用の手法の順位は、1位から「NISA(47.2%)」、「株(46.1%)」、「投資信託(44.7%)」、「保険(31.2%)」、「ふるさと納税(26.1%)」、「iDeCo(24.6%)」、「証券(10.3%)」、「不動産(5.3%)」、「その他(4.1%)」となりました。

今回の調査でわかったこと

7割以上の人が人生設計を考えている一方で、3人にひとりは貯金額100万円をしたまわる現実。
自身で情報収集をしているものの、解決策は見いだせず、年金などの国の制度に期待せざるを得ない実情がうかがえます。

自分の人生設計に誤りはないか?
お金の教育をうけたことないから。身近に相談できる相手がいないから。老後は不安だけど貯金ができない。

自分のお金のことは自分でなんとかする「お金自己責任時代」。
あなたのお金のこと、リスクとの付き合い方、相談できる相手はいますか?