八木雅士FPインタビュー

お金全般の相談に乗り、お客さまの一生に関わりたい

1976年大阪府出まれ。金融機関、情報サービス系会社、外資系生命保険会社での勤務を経て、FPに転身。お客さまのトータルライフコンサルタントとして、保険にとどまらず、お金全般の相談に乗ることを使命に活動。多忙な毎日を送る中、限られた時間を家族と過ごすことを忘れない。

お金全般の相談に乗り、お客さまの一生に関わりたい

八木FPがファイナンシャルプランナー(FP)になろうと思ったのは、なぜですか?

保険会社に勤めていた時、私はお客さまのトータルライフコンサルタントになりたいと思っていました。保障の話だけではなく、お金全般の相談に乗ることが私の目標だったのです。

しかし、実際は決められたトークから入り、自社の商品を提案するケースばかりで、違和感を持っていました。

そんな時、同じ会社の先輩がFPになると聞いたので、いろいろ話をうかがったのです。すると、FPは複数社のさまざまな商品が扱えて幅広い提案ができることがわかり「これはかなわない」と思いました。そこで私もFPの道を選んだのです。

そもそも保険の世界に入ろうと思ったきっかけは、どのようなものですか?

私はもともと保険に対して何のイメージも持っていませんでした。新卒で入った会社が、ある生命保険会社の商品に加入していたので、私も加入したという程度の接点しかありません。保障内容についてはまったく理解していなかったと思います。

次に転職した会社で、初めて保険会社の営業さんから提案を受けました。
「一生のことを考えて保険に加入しましょう」という提案に感動したのです。「保険の仕事って、いい仕事だな」と思いました。

その後、私は再度転職活動を始めました。そしてある保険会社のマネージャーさんと知り合いになり、紆余曲折を経て、その保険会社で働くことになったのです。

夢を持って働けそうなイメージが湧いたので、土日休みなし、フルコミッションでも平気でした。妻からも特に反対はありませんでした。

その保険会社を退職したのは先にお伝えした通りですが、「お客さまの一生に関わりたい」という想いは変わりません。今はFPとして、平均寿命が延びていることを前提に、どのように備えるかという話を中心に差し上げています。

死亡保障・医療保障の話にとどまらず、お金全般の話ができるようになったことに醍醐味を感じています。

お客さまが聞きたいのはお金の話。保険は解決手段の一つに過ぎない

お客さまと関わり合う中で芽生えた問題意識はありますか>

お客さまは基本的に「お金の話」を聞きたいと思っていらっしゃるのです。保険はあくまで解決手段の一つとしてあればいい。そのことに気づき、保険ではなく「お金の話を伝えよう」と意識してお話しするようになってから、お役に立てるケースが増えてきました。

例えば、30代のご夫婦と保険相談をした際のこと。旦那さまの転職をきっかけに保険を見直したい、というご相談でした。老後の資産形成に、ドル建て保険に加入されていた旦那さま。しかしその保険料が、日々の生活資金を圧迫していることがわかったのです。

そこで私はお金の仕分けをして、「手元に緊急予備資金を確保しましょう」と提案。奥さまにも共感していただきました。ドル建て保険を払い済み保険にすると、その分浮いた数万円を毎月貯金に回すことができます。

まずは老後のことよりも「5年間でいくら」と決めて貯蓄する。資金に厚みが増したら、老後に備える。ただし万が一の備えとして、収入保障保険と医療保険だけ、家計に無理のない範囲で加入しておく。このような作戦に切り替えました。

FPの仕事は、老後に備えた保険を提案することではありません。私たちが本来やるべきなのは、お金のプロとしてお客さまに解決策を提案することです。この30代のご夫婦とも、5年後に貯金がたまってから、老後のお話ができればいいと考えています。

保険から離れたFPとして、お客さまに向き合っていく

FPとして心がけていることはありますか?

お金全般の相談窓口になりたいと思いながら、仕事に取り組んでいます。

本当の意味でお客さまのことを考え、自分の利益や儲けを抜きにしてお話をする。そうして初めてお客さまのお役に立てます。また、FPにはそれができるからこそ、お客さまに求められているのだと思います。

今は私自身、保険以外の商品でも「活用したほうがいいのでは?」と普通に提案できるようになりました。

今後も、保険から離れたFPとして、お客さまに向き合っていくつもりです。

編集後記

「今は土・日が仕事なので、限られた家族との時間を大切にしています」と語る八木FP。子どもの頃からアウトドアが好きで、夏休みはコテージを借り、家族で2泊3日過ごしました。
また、時間の都合がつくときには、テニススクールに通うお子さまの送り迎えをすることも。待っている間、練習を見ているのが何よりの楽しみだそうです。家族との日常を大切にする八木FPだからこそ、お客さまに熱い提案ができるのだと感じました。

息子さんとの楽しい一時を過ごす八木FP。仲の良さがうかがえます。
2015年11月27日

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