篠部友樹FPインタビュー

保険は目に見えない商品だから、自分の提案力や人間力が問われる

京都府出まれ。地元で食品メーカーに勤務、おもに既存取引先のフォローを中心とした営業を経験。その後、外資系生命保険会社の勤務を経てFPに転身。世の中にさまざまな商品・サービスがある中で、お金に関する相談には何でも対応することを使命として活動。趣味は深夜のサッカーのテレビ観戦。日本人選手が在籍する海外チームの試合は「特に燃える」とのこと。

保険は目に見えない商品だから、自分の提案力や人間力が問われる

篠部FPがファイナンシャルプランナー(FP)になろうと思ったのは、なぜですか?

お客さまに負担がかからない形で、メリットのある提案をしたかったからです。

私は前職で、一社専属の生命保険の営業をしていました。私がお客さまに提案できるのは、基本的にその会社の商品だけ。ただ現実には、いろいろな会社の商品を比較したいというニーズはたくさんあります。

その場合、お客さま自身に他社の商品を調べていただくしかないのです。

これはお客さまにとって大変な負担です。だから結果的に1~2社の商品しか選んでいない方が多いのです。でも保険という商品は、絶対に1~2社から選択しなければいけない、ということはありません。

FPという立場であれば、さまざまな会社の商品の中から自分が厳選し、お客さまにメリットのある提案ができる。これはやりがいのある仕事だ、と考えました。

保険の世界に入る前はどんな仕事をされていたのですか?

もともと私は京都で食品メーカーの営業をしていました。すでに取引があるお客さまのフォローが中心でした。東京に来たのは、その会社内での異動がきっかけです。

昔から金融業界には興味がありました。でも形がない商品を扱うので、「自分にはハードルが高い」と二の足を踏んでいたのです。

目に見えない商品を提案したり、買っていただいたりする仕事は難しいというイメージを持っていました。食品メーカーの営業には、少なくとも“形がないという難しさ”はありません。

でも一方で、自分は商品頼みの営業をしている、とも感じていました。商品に形があると説明しやすいため、提案力を磨くことがおろそかになっている気がしたのです。

このままでは、商品の良し悪しですべて判断される状態に自らを追い込んでしまいます。むしろ私は、人と人とのお付き合いを大切にしたい。商品以上に、篠部友樹という人間を選んでほしいのです。

それには、商品に形がない世界で勝負すべきだと思い、保険会社への転職を決めました。そして最初にお伝えしたように、お客さまにもっとメリットのある提案をしたくて、FPになったのです。

保険会社の営業マンからFPになって、ご自身に何か変化はありましたか?

まずFPの資格を取得しました。お金のプロとしてお客さまから信頼を得るには、自分を磨かなければならないからです。

また、フットワークもかなり良くなったと思います。1日に3件もアポイントが入るのは、この仕事ならでは。1件1件のお客さまとじっくりお話ができるように、自分の動きをうまくコントロールしています。もっとも、今の仕事を始めて1年経ったばかりなので、やるべきことはまだまだたくさんありますが。

保険料を払っていらっしゃるお客さまの力になりたい

お客さまと関わり合う中で芽生えた問題意識はありますか?

「自分に必要な商品・サービスについて、相談できる相手が欲しい」これは誰もが思うことではないでしょうか。

その中で私は、お金のことなら何でも相談しようと思っていただけるFPになりたいと考えています。

最初にもお伝えしましたが、私がお会いしたお客さまのほとんどが、1〜2社の保険会社とご契約されています。そしてずっと保障が続くと思っていたら、実は満期の年齢が近づいていて困っている、という方が実際には少なくありませんでした。

そんなとき私は、保障が切れず、保険料も上がらないプランを提案するようにしているのですが、お客さまは本当に喜んでくださいます。相談相手になることが、こんなにもお客さまを安心させるのだと改めて感じます。

FPとして心がけていることはありますか?

保険料を払っていらっしゃるお客さまの力になる、ということです。

あるお客さまからご相談を受け、もともと加入していたがん保険を見直す提案をしました。そして、残念なことにその数ヶ月後、実際にがんになってしまったのです。でもお会いしたタイミングでがん保険を見直していただいたおかげで、お客さまに支払われる保険金は増額。治療に専念していただけました。

病気で不安を抱える中、経済的な不安を抑えられたことで、お客さまからは感謝の言葉を頂戴しました。もちろん嬉しかったです。でも私の提案が活きたのは、お客さまが保険料を払っていらっしゃるからこそ。その積み重ねを無にしないために、FPは力を発揮しなければならない。私はそう考えています。

感謝していただくような立場ではない…そう肝に銘じながら、これからも一人ひとりのお客さまと向き合っていきたいですね。

編集後記

篠部FPの趣味はサッカー観戦。特に海外の試合をテレビで観ることが大好きだそうです。「会場で観るのもいいですが、会場の臨場感を伝えている映像を観るともっと興奮しますよ」とのこと。点数が入ると、まずスタジアムが揺れるでしょう?すると映像も揺れて、熱気が連鎖していくんですよ!インタビュー終了後、テレビ観戦について熱く語る篠部FPの姿がとても印象的でした。

マネードクターとは、ライフプラン、保険、年金、税金など、人生において大切なお金のことを、お金のプロ・ファイナンシャルプランナー(FP)にご相談いただけるサービスです。ご相談は一度きりではなく、かかりつけ医のようにいつでもお気軽に何度でもご相談いただけます。マネードクターのFPは一人ひとりの人生を豊かにする一生のパートナーです。