片山宏行FPインタビュー

お客さまの将来のために、FPという人間が介在することが大切

1978年東京都出まれ。ブライダル業界での勤務を経て、大手外資系生命保険会社の営業職に転職。その後FPに転身。父親を病気で亡くした経験から、「将来に備える」大切さを多くの人に伝え、一人ひとりの事情に寄り添う提案を行うことを使命として活動。(社)生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会会員。趣味はサウナ。

お客さまの将来について提案できる可能性を感じた

片山FPがファイナンシャルプランナー(FP)になろうと思ったのは、なぜですか?

一言で申し上げると、可能性を感じたからです。その可能性とは、お客さまのお話をじっくり聞いて、保険に限らずお金まで含めた「お客さまの将来」についての提案ができるのではないか、というものです。

私は父を病気で亡くしておりますので、そのような経験からも、たくさんの方に保険の大切さを伝えたいと思ったのです。

それでは、そもそも保険業界に入った経緯を教えていただけますか。

はい。私の父はがんで2年半ほど入退院をくり返し、亡くなりました。当時がん保険に加入していなかったため、私たち家族は治療費など金銭面でとても苦労したのです。そのとき、保険の大切さを痛感しました。保険は、本人はもちろん、家族の生活も守ってくれる存在なのだと。

この経験をたくさんの方に伝え、ご自身、そしてご家族を守る備えをしてもらおう。そう考えて、私は保険業界に転職したのです。

また、私がFPになったのにはもう一つ理由があります。それは、持病を抱え、保険に加入できずに悩んでいる方の力になりたいというものです。実は私自身にも持病があるため、加入できる保険が限られているのですが、同じ理由で保険に加入を諦めてしまっている方は大勢いらっしゃるのです。

しかし、持病があっても加入できる保険はあります。それに次々に新しい保険商品が出ていますので、選択肢は広がっています。

一般の方が最新の保険のことをご存じないのは当然のことです。だからこそ、最適な提案をするプロがいるのです。実際に、持病で悩むお客さまのお役に立てたケースはいくつもあります。

父のがんのこと、私の持病のこと。どちらもお客さまにじっくり向き合い、関係を築いた上で、初めて説得力を持って伝わる内容です。また、私自身の話をお伝えすると、お客さまも保険に限らずさまざまな相談をしてくださいます。

FPという仕事は、そんな関係性の中で、お客さまの将来を一緒に考えることができるのです。FPになると決めた当初感じていた可能性は、今、現実のものになっています。

FPという生身の人間が介在することの大切さ

お客さまと関わり合う中で芽生えた問題意識はありますか

問題というか、FPという生身の人間が介在する大切さを日々感じています。

ある共働きのご夫婦から、保険の見直しのご相談を受けたときのこと。お二人は5年前にインターネットで、がん保険と医療保険に加入したそうです。保険を見直そうと思ったのは、「子どもは作らない、だから二人の老後に備えて貯金をしたい」という理由からでした。私はすぐに保険の見直しはせず、まず現状の家計の見直しから始めました。

すると食費が突出して多いことがわかったのです。お二人ともワインが大好きで、高価なワインも時々購入しているとのことでした。初めて数字として支出を見たお二人は、もう少し食費を抑えようと決意。月々のお金の流れに余裕を持たせる計画を立てました。

そして保険です。がん保険は当時のお二人にとってピッタリな保障内容だったので、そのまま継続することに。でも医療保険は見直す余地がありました。

よくよくお話をうかがうと、インターネットから加入されたその医療保険は固定プランのため、オプションの変更に対応していなかったそうです。

そこで私は、入院費のように必要だと思われるものを組み込んだプランを提案しました。それでも全体の保険料は変わらなかったので、老後に備えた貯金ができる余裕が生まれたのです。

インターネットからの加入自体は否定しません。でも、お客さまの将来設計は時間とともに変化します。生身のFPだからこそ、その変化に対応し、家計から保険まで一緒に整理して、将来の備えのお手伝いができると考えています。

論理を唱えるよりも、お客さまに寄り添うFPになりたい

FPとして心がけていることはありますか?

私はお金についてロジカルに語る「先生」になるよりも、お客さまのお話をじっくりうかがい、その事情に寄り添うFPでありたいと思っています。結果的にお客さまが「やっぱり保険はいらない」という結論を出されたとしても、その姿勢を変えるつもりはありません。

この仕事は、契約をお預かりしてからが重要です。お客さまと長いお付き合いを続けていくためにも、同じ目線に立ち、何でも相談できる関係を作っていきたいですね。

編集後記

サウナが大好きという片山FP。「ブライダル業界で働いていた頃、先輩に誘われて行ったところ、ハマってしまいました(笑)」とのこと。入浴後は“びんの牛乳”を一気飲み。全身が浄化されたような気分になるそうです。オススメは埼玉・入間の天然温泉。宮沢湖を一望しながらランチビュッフェを食べることができるんだとか。自分の体をちゃんと労わる片山FPだからこそ、お客さまに寄り添う提案ができるのでは、と感じました。

とても真面目な片山FP。お客さまのことを語る瞳は真剣そのものでした。
2016年3月7日

マネードクターとは、ライフプラン、保険、年金、税金など、人生において大切なお金のことを、お金のプロ・ファイナンシャルプランナー(FP)にご相談いただけるサービスです。ご相談は一度きりではなく、かかりつけ医のようにいつでもお気軽に何度でもご相談いただけます。マネードクターのFPは一人ひとりの人生を豊かにする一生のパートナーです。