五十嵐幹朗FPインタビュー

家を売却せざるを得なかった両親の悔しさを忘れない

1970年千葉県生まれ。大手通信会社・営業、外資系保険会社勤務を経てFPに転身。”お金に関する常識を疑う目”を持っていただくことを使命として活動。AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャルプランナー)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、住宅ローンアドバイザー、相続診断士など資格多数。趣味は草野球、スポーツ観戦、育児。

家を売却せざるを得なかった両親の悔しさを忘れない

五十嵐FPがファイナンシャルプランナー(FP)になろうと思ったのは、なぜですか?

決まった会社・商品に縛られず、お客さまにピッタリのマネープランを提案できる点に魅力を感じたからです。

私自身、もともと「お金に関する知識をつけたい」という思いはありました。でもFPの存在を知ったのは、正直言ってまったくの偶然です。

きっかけは勤めていた通信会社から金融業界への転職を考えている時、友人と行った飲み屋で出会った友人の先輩。

その方がたまたま外資系生命保険の営業マンでした。話してみると、保険のプロとして知識と責任感をあわせ持つ仕事のやりがいを知り、私も同じ会社に転職したのです。

確かにやりがいは大きかったですね。一方で7年勤めあげて「保険会社の営業マン」として限界も感じていました。

お客さまが相談したいのは、生命保険についてだけではありません。

住宅ローンを組むには、保険への支払いとどうバランスをとればいいか。退職金と確定拠出年金は何が違うのか。老後の資金をどうやって準備すればいいのか。など、たいていの方は家計全体の悩みを抱えているものです。

保険会社の営業マンである以上、最初から“よろず相談”を受けたり、自社以外の商品を提案したりすることはできません。「お金に関する相談なら何でも乗りたい」。その思いが強くなっていた私は、決まった会社・商品に縛られないFPの道を選んだのです。

FPになる前、お金で苦労したことはありますか?

「お金に関する知識をつけたい」と思った背景には、生まれ育った実家をバブル崩壊の影響で手放した苦い思い出があります。

私の両親は実家で商売をしていました。銀行から借りた資金は毎月返済していたのですが、バブル崩壊で商売を続けることが難しくなったのです。

銀行は急に「全額返せ」と言ってきました。でも返せるはずがない。そこで両親が実家の売却を検討し始めました。すると今度は、噂を聞きつけた地元の不動産屋が我が家に来たのです。

当時、近所で幹線道路をつくる計画が持ちあがっていて、私の実家の売却は計画に好都合だったみたいですね。そんな周囲の人たちの思惑にあおられ、対抗するための知識も手段も持たない両親はやむを得ず実家を売却しました。私が学生の頃の話です。

もしもあのとき、お金に関する詳しい知識を持った人が、両親のそばにいたら。お金に関する相談を何でもできる人がいてくれたら。その思いが、今の私を支える原動力になっています。

保険は、更新すると保険料が上がる。それは常識でしょうか?常識とは更新されるものです

お客さまと関わり合う中で芽生えた問題意識はありますか?

今、日本の財政はとても厳しい状況です。ニュースを見ていると「お金のことを分かっている人が取り仕切っているのか?」と首をかしげたくなることがあります。

だからといって、個人の家計がそれに振り回されてはいけない。私はたくさんのお客さまとの接点を通して、そう考えるようになりました。つまり自助努力が必要ということです。

国が助けてくれる時代ではないし、バブルのような好景気も考えにくい。そんな世の中であるということを踏まえ、将来設計を考えるお手伝いをしたいです。

将来設計は、どのようにすれば良いのでしょうか?

お金に関して、お客さまが常識と思っていることの中には案外考えなおすべき余地があるものがあります。「保険は更新するもの」「数年経つと、保険料が上がる」…こういった事実は、果たして常識なのでしょうか?

30年前の野球では、「練習中に水を飲むな!」「うさぎ跳びだ!!」「グラウンド30周だ!!!」と命令されましたが、今は全然違いますよね。それは常識が更新されているからです。

でもお金や保険の世界では常識が更新されていない状態のお客さまをよくお見かけします。ですから私がお会いするお客さまには、このような例を出しながら、まず常識だと思っている事柄について考えていただきます。
そして、お客さまにとってベストな選択をお伝えするために私たちFPが存在することを知っていただき、少しずつ信頼関係を築いています。

FPとして心がけていることはありますか?

お金に関するどんな相談にもすぐに対応することです。「どんな内容であっても疑問に思ったら、または不安に思ったらすぐに連絡してください」とお伝えしています。

年末調整の書類のこと、会社の退職金制度のこと、どんなささいなことでも電話やメールで相談に乗り、すぐに返事をしますから…と。お電話やメールでは難しいお話の時には、必ず出向きます。

私の両親が味わった悔しさを、誰にも味わってほしくありません。FPとして、お金のプロとして、お金に関する相談があるところにはいつでも駆けつけます。

【お客さまの声】保険というより、人生設計におけるお金にまつわるいろいろを教えてもらえたのがよかったです

A.Y様/埼玉県在住

相談したきっかけは?

情報誌にのっていたFP無料相談に申し込み担当していただきました。

五十嵐FPの第一印象は?

笑顔と丁寧な言葉づかいに説明、こちらの話を聞いてくれる姿勢がとても好印象でした。契約前でも気軽にいろいろ教えてくれましたし、こちらの希望を優先して聞き出そうとしてくれました。

最も役立ったアドバイスや対応は何でしたか?

保険のみに限らず、確定拠出年金や投資に関するアドバイスをもらえたこと。保険というより、人生設計におけるお金にまつわるいろいろを教えてもらえたのがよかったです。

相談前後で、お金に対する考え方はどう変わりましたか?

自分で考えることも重要ですが、専門の方にしっかり相談することが必要と感じました。自分では判断できなかったり、いまいち確信が持てなかったりしたことなど。今回、五十嵐さんといろいろ話したことで、考えなくてはいけないことが整理できたし、自分の計画に自信も持てました。

今後、五十嵐FPへ期待することは何ですか?

契約のフォローはもちろんですが、自分や外部環境の変化に合わせて、引き続きお金全般に関するアドバイスをいただければと思います。

編集後記

モデルのような長身に、常に優しい眼差しで答えてくれた五十嵐FP。ですがFPという道を選んだ裏側には、ドラマのような壮絶なエピソードがあったことを明かしてくれました。「自分自身がお金で苦労したからこそ、同じ思いを味わって欲しくない」という言葉には、FPとしての純粋な使命感をビシバシ感じました。

お子さまとの2ショット。ご自身もFPさん仲間で野球チームに参加するほど、野球好き!
2015年6月4日

マネードクターとは、ライフプラン、保険、年金、税金など、人生において大切なお金のことを、お金のプロ・ファイナンシャルプランナー(FP)にご相談いただけるサービスです。ご相談は一度きりではなく、かかりつけ医のようにいつでもお気軽に何度でもご相談いただけます。マネードクターのFPは一人ひとりの人生を豊かにする一生のパートナーです。