廣瀬弘一郎FPインタビュー

「ベストな選択は何か」お客さまに気づいていただくためにFPがいる

大手旅行会社、外資系保険会社、銀行での勤務を経てFPに転身。経歴を生かした資産形成の相談を得意とする。モットーは「お客さま第一」。FPの仕事を選んだのは、モットーに即した対応をするため。そんな見た目に反した熱い一面も。

保険は資産

廣瀬FP(ファイナンシャルプランナー)と保険の出会いをお聞かせいただけますか。

旅行会社時代の同期が保険会社に転職し、私に保険を紹介してくれたことがきっかけです。20代と若かったのですが、彼から保険の説明を受け、保険の考え方に賛同できたことが始まりです。「お客さま第一」の姿勢に感銘を受け、後にFPになってからも自分の中で大きな指針になっています。

廣瀬FPのようにすんなりと保険になじむ方もいれば、保険に対して拒否反応を示される方もいるかと思います。それはなぜだと思いますか?

そういった方は往々にして保険をマイナス要素として捉えていらっしゃいます。そんな時は「保険は資産です」とお伝えします。すると、「え? 保障じゃないの?」という言葉がかえってきます。

入院、手術、亡くなったときの保障としての役割があるのでお守りがわりとしても考えられますが、それらは日常的に考えたくないマイナスイメージと結びついてしまいますから。

保険に対する捉え方の差が出ますね。「保険は資産」について具体的に教えていただけますか。

例えば、月々3,000円の掛け捨ての医療保険に加入していたとします。

3,000円って感覚として安く感じませんか? 1年で36,000円です。でもそれを50年間払い続けたとしたらどうでしょうか。トータルで180万円です。3,000円の保険に加入して180万円の買い物をしたという感覚ってありますか?

ないですよね。1回の入院で15万円かかったとすると、12回分の金額です。保障としての要素は満たしているのですが、例えば払ったお金が戻ってくると考えてみるとどうでしょうか。

資産形成もできる医療保険の場合、病気にもならず入院もしなければ払ったお金が戻ってくるというタイプもあります。会社によってはがん保険でも資産形成できるものがありますから、そう考えると保険は資産と言えるのではないでしょうか。保険はいらないという方がいても、資産形成をしたくない人は少ないと思います。

確かに資産形成と言われると気になってしまいます。「保険は資産」に関し、お客さまとの印象的なエピソードはありますか?

お子さまがお生まれになったばかりのご夫婦の話です。奥さまは無保険で、旦那さまは掛け捨ての医療保険とがん保険に加入されていました。

そもそも私たちFPは保険の話だけするということはありません。保険の仕組みはもちろんのこと、医療、老後、資産形成、年金、退職金、公的保障など、トータル的にお話しさせていただきます。

こちらのご夫婦の場合ですと、今のお仕事の状況などを踏まえ、老後の資産として7,500万円が必要だとわかりました。しかし今からですと月々21万円貯めていかなければ達成できません。なかなか、現実的ではありませんよね。

いくつかご提案をさせていただく中で、資産形成と保障を兼ね備えた方法ということでご夫婦は保険を選ばれました。経過期間、運用等の条件が揃えば、支払った以上にお金を貯めていけることがわかり、旦那さまは掛け捨てを減らし、資産形成できる保険を増やしました。生命保険料控除もあるのも魅力的ですよね。

お客さまに「気づき」を与えることがFPの存在意義

何かあったら守ってくれて、何もなかったら資産形成として活用できる!合理的ですね!それでは、お客さまから「あのとき保険に加入しておいて良かった」と言われたエピソードがあればお聞かせいただけますか。

つい最近の話ですが、奥さまが妊娠中のご夫婦からのご相談でした。奥さまは保険に加入しておらず、初産ということもあり、何事もなく出産できるか心配されていました。

妊娠・出産は病気ではないですが、女性のリスクが高まるときでもありますからね。妊娠中ですと医療保険に加入する場合、部位不担保の条件がついてしまうことがほとんどです。しかし中には健康状態に問題がないと証明されれば妊娠中でも加入できる医療保険があり、実際にご加入されました。

予定日近くになり、出産のために入院をされたのですが、緊急帝王切開になってしまって。旦那さまからご連絡いただき、ちょうど給付の手続きをしているところです。

ご夫婦も今回の入院で保険を使うことになるとは思ってもおらず、無事に出産されたあとに、条件のない状態で医療保険を選ぶおつもりでした。結果的に、帝王切開になってしまったので、出産後に加入すると5年ほど部位不担保がついてしまいます。ですので、今回加入した保険を大事にしていくということになりました。

高額療養費制度もありますが、給付金をお届けできて良かったと思いました。また、お会いしたときに医療保険をご提案していて良かったと思いましたね。

お客さまにご提案し、その上で加入しないという判断をされるのはいいですが、ご提案すらしていなかったらそれはFPの責任です。今加入しているものを継続するのも1つの選択肢ですし、見直し後に切り替えるのも1つの選択肢です。どうすればベストなのかをお客さまに気づいていただくことが私たちFPの存在意義ですから。

編集後記

経験に基づいた説得力のあるトークが魅力の廣瀬FP。保険相談当時は保険に加入されなかったお客さまから、1年以上経ってから「やっぱり保険に加入したい!」とお電話をいただくこともあるのだとか。「お客さま第一」の廣瀬FPだからこそなせる技だな、と感じました。「何かあったらすぐ電話」多くのお客さまとそんな関係を築けている廣瀬FPは「サスガ」の一言です。

マネードクターとは、ライフプラン、保険、年金、税金など、人生において大切なお金のことを、お金のプロ・ファイナンシャルプランナー(FP)にご相談いただけるサービスです。ご相談は一度きりではなく、かかりつけ医のようにいつでもお気軽に何度でもご相談いただけます。マネードクターのFPは一人ひとりの人生を豊かにする一生のパートナーです。