「実際にあり得ること」として万が一のリスクを考えていただくことが大切

秋葉FP(ファイナンシャルプランナー)が、お客さまとお話しする上でこだわっていることはありますか?

当たり前かもしれませんが、最初にしっかりと自己紹介をすることです。

人となりを知っていただくには必要ですもんね!ちなみに、自己紹介を大事にしている理由はあるのでしょうか?

あるお客さまとお話しさせていただいたとき、保険相談終了間際に、「ところで秋葉さんっておいくつなの?」と聞かれたことがあるんです。そのとき、お客さまはお話をしている間、私の年齢のことが気になっていたのか!と申し訳ない気持ちになりました。

貴重なお客さまのお時間を割いていただいているので、本当に聞きたいことを聞く時間に100%あてていただきたいですからね。

あとはやはり、自分をさらけ出すとお客さまも安心して話しやすくなるという面もあります。相談をされるお客さまの中には、病歴がある方もいらっしゃいます。また、お金の話も人には言いにくいですよね。

私たちがうかがうお話はデリケートな問題が多いので、私が本当に信用できる人間なのかをはかるためにも、自分を知っていただくことが大切だと考えています。

確かに、デリケートなお話をするには、本当に信用できる人じゃないとなかなか話す気になれませんね。他にもこだわりがあるのでしょうか?

お客さまに、「保険に加入するから」ではなく、「実際にあり得ること」として、万が一のリスクを考えていただくことです。

秋葉FPがそう思うようになったのはなぜなのでしょうか?また、具体的にしていることはありますか?

私のこだわりですが、がんの保障の説明をするとき、「医療保険の中のがんの保障」ではなく、別で「がん保険」をご説明するようにしています。

私の3つ年上の友人が、31歳のときに乳がんを患っているんです。知り合ったのは、彼女が33歳頃のときで、既に発症したあとのことでした。

仕事柄、プライベートでも保険の話になることがあるのですが、そのときに彼女から「実はね…」と告白されました。同年代の女性として、とても言いにくいことだったと思いますが、勇気のある彼女は私に打ち明けてくれました。

今では、乳がんを患った方でも、最後に治療を受けてから5年経てば加入できる保険もあります。ですので、発症から4年程経った頃に、あと1年経ったら加入できるね、という話になり、彼女もがん保険加入を目標にしていました。

ところがその半年後くらいに、骨に転移が見つかってしまったのです。そこで4年間目標としていたがん保険加入の道が閉ざされてしまい、彼女の治療の日々が再び始まりました。今でも月1回、抗がん剤の治療のため病院に通っています。

側で見ていた秋葉FPにも辛いことでしたね。

彼女は、一番最初に発症したときに、「なんで私が…?」と思ったそうです。「家族にも親戚にもがんになった人はいないのに…」と。

一度大きな病気をすると、皆さんが思い描いている人生設計は簡単に崩れてしまうんですよね。彼女の場合、保険に加入していなかったので治療費は毎月かかります。と言っても、国の高額療養費制度がありますし、複数月該当しているので補助もあります。しかし、それでもとても大きな負担なんです。

「万が一の保険」と言いますが、誰も自分がそのような状況になるなんて想定できませんよね。周りでがんになられた方がいない場合は、特にそうだと思います。

FPという仕事をしている私にでさえ、打ち明けるには勇気がいったことだと思いますが、驚いたことに彼女は私に、「同年代のがん保険に加入していない人全員に話して伝えてあげて。本当に大変だから」と言ったのです。

自分のことで大変な彼女が、会ったこともない見ず知らずの人たちのために、そこまで言ってくれたんですから、私には、今元気な人にそれを伝える役目があります。

病気をされた方の生の声を聞くことって、家族や信頼している友人くらいだと思います。あとは仕事柄、FPくらいではないでしょうか。

保険に加入する加入しないはお選びいただいていいんです。そこまで言ってくれた彼女のためにも、お客さまに実際に病気になられたときの大変さ、リスクを知っていただくことが大事だと思っています。

ご友人の想いをしっかりと引き継がれているのですね。私自身も同年代の女性として、病気のことをもっとしっかり考えようと思いました。

今抱える不安要素を減らして未来に安心を用意する

万が一の保険のことの他に、お客さまにお話しされる内容としてはどのようなものが多いのでしょうか。

やはり、お金のことですね。今、医療技術の精度はどんどん上がっています。昔は、がんは不治の病と言われていましたが、今は治療しながら社会復帰されている方も大勢いらっしゃいます。

それでもやはり、健康なときとは生活スタイルも仕事のやり方も変わってきます。そのときになって大きな問題となるのは、お金のことなんです。

以前、保険会社に勤務しているときは、自社の商品だけとご提案範囲が限られていましたが、今はお金まわり全般の話ができます。世帯をお持ちの方でしたら、お子さまの教育費、お子さまが独立されてからご夫婦お二人になったときの生活費、老後資金のことまで。

確かに「やらなきゃ」「考えなきゃ」と思いながらも、なかなか行動にうつせず、つい後回しになってしまう…という人も多いように思います。実際にはどのようにご説明されるのですか?

お客さまの望む月々の生活費をお聞きし、それを平均寿命で計算して、実際に必要な費用をリアルな数字としてお客さまにお見せすると、みなさん「え?」となります。

老後資金を貯めなきゃとは思っていても、実際の数字が結びついていない方がほとんです。必要額がわかっていないと備えることもできませんから、まずはそこから始めます。

今は、国が自助努力をしなさいという時代です。数十年もたてば、一人が一人を支える時代となります。また、お金の価値もいつまでもこのままというわけにはいきません。今1千万円持っていても、将来もそのままの価値という保証はありませんから。

それらを踏まえて貯蓄をしなければいけないのですが、投資、運用となると知識がないと恐くてなかなか手が出ませんよね。でも、それはわからないから恐いんです。いかに恐くないものへと意識を変えられるかがポイントです。

貯蓄する方法はたくさんありますので、難しく不安に思っているものを味方につけたら大きな強みになります。不安要素を減らして、未来に安心を用意するために私たちがしっかりとお手伝いさせていただきます。

編集後記

寝ること、食べることが大好きという秋葉FP。疲れがたまっているときには、公園で大好きな音楽を聴きながらゆっくりと過ごすこともあるのだとか。実家にはかわいい甥っ子、猫5匹、犬もいるので、癒されに行くことも多いそう。癒され上手な秋葉FPは、笑顔がステキで話しやすさ抜群。初めて会ったお客さまに「友人に紹介したい!」と言われるのも納得です。

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