40代で子どもが生まれた夫婦の物語 第1話

今まで夫婦だけで過ごしていたときには目をそむけていた「お金に関する不安」。子どもが生まれたことで、いよいよ正面から向き合う必要が出てきました。

このコラムでは、フリーランスのライターである私と会社員の妻が主人公です。

どんな不安を抱え、ファイナンシャルプランナー(FP)さんからどのようなアドバイスをいただいたか。ドキュメントでご紹介していきます。そして読者の方々に、お金に関する不安を解決するためのヒントが提供できれば幸いです。

平均年齢44.5歳の夫婦に、初めての子どもが…。お金どうする?

私はフリーランスでライター業をしている47歳の男性です。妻は42歳の会社員。10年前、千葉で中古のマンションを購入し、家では犬を1匹、猫を2匹飼っています。

そんな私たち夫婦のところに、昨年9月、待望の娘が生まれました。さあ大変。何が大変って、お金のことです。正直言って、それまで真剣に考えたことがありませんでした。

好きなアーティストのCDを買い、2人でライブやオールナイトの映画に足を運び、ネットカフェで何時間もマンガを読む。ペットの誕生日には、服やケーキやおもちゃをプレゼントする。たまの遠出には、かかりつけの動物病院にペットを預け、2人でドライブする。

まじめに働き、税金を納めていれば、大人2人とペット3匹の生活は何とかなっていました。

でもこれからは、「結果的に何とかなった」というわけにはいきません。限られたお金の使い道、しっかり考えていかなければ…。夫婦で決意した瞬間に、それまで言葉にしていなかった不安が次から次へ、あふれてきたのです。

学資保険、貯金、自営業、住宅ローン。ランダムにあふれてくる不安。誰にどう相談すればいいの?

不安その1:学資保険って何? 加入したほうがいいの?

子どもが生まれてすぐ、私は両親から「学資保険はなるべく早く検討しなさいね」と言われました。子どもがいる知り合いに聞くと、ほぼ例外なく「加入している」という答えが返ってきます。

私も存在は知っていましたが、内容についてはさっぱりわからない。ネットで「学資保険」を検索すると、異様な数の商品が出てきます。そうすると今度は、何を基準に選べばいいのか、分からずに検索をかけていた自分に気づきます。とほほ。

余談ですが、何度か検索していると、フリーメールやFacebookの画面に、学資保険のバナー広告がばんばん出るようになるんですね。最近の追跡テクノロジーは恐ろしい…。

学資保険に関する妻の知識も漠然としたものなので、夫婦で話し合っても答えは出てきません。断片的な情報を交換しあうだけで、不安はどんどん募り、時間だけが過ぎていきます。娘はいつの間にか月齢10ヶ月目に入っていました。

不安その2:そういえば、うちって貯金がほとんどない。

もちろん0円ではないものの、我が家には、何かあったときの原資に充てる貯金がほとんどありません。でも、そもそも貯金っていくらあれば「とりあえず安心」なのでしょうか。皆さん妥当な金額をご存知ですか?誰か教えて!

不安その3:自営業の夫は収入が不安定。今後の計画が立てにくい。

最初にお伝えしたように、私はフリーランス、つまり自営業です。今年で4年目を迎えますが、とにかく収入は不安定です。口座にガバッと振り込まれる月もあれば、スッカスカという月もあります。

何よりの不安は、先々の収入について予測が立てられないこと。サラリーマン時代であれば、ボーナスを除いて、向こう1年にいくら収入があるか簡単にわかりました。でも今はそうはいきません。数ヶ月先は分かっても、年単位の未来予想図はまったく描けないのです。

そのため、将来について夫婦で話し合うことが難しく、無意識のうちに遠ざけていた面もあります。

不安その4:家のローンの完済は70代!子どもに負の遺産が…!?

私たち夫婦が中古マンションを購入したのは10年前。夫の私の名義です。地元の良心的な不動産会社の仲介で、満足のいく物件を手に入れられたと思っています。

そして組んだローンは、変動金利で35年返済。当時私は37歳でしたから、完済時には72歳になっています。72歳って、おいおい…。

サラリーマンだったらとっくにリタイアし、孫とお散歩でもしている年齢です。フリーランスに退職はありませんが、今と同じペースで稼げているという保証はありません。むしろ稼げていない可能性のほうが高い。また、サラリーマンだったら退職金で繰り上げ返済という手もありますが、フリーランスではそれもできない。

72歳になっても完済できず、25歳の娘に負の遺産が行くことになったら…。それだけは絶対に避けなければ!という意志はあるものの、具体的にどうすればいいかまったくわからない状態です。

…不安が不安を呼び、私たち夫婦は、もういてもたってもいられなくなりました。

FPさんに、お金の相談を丸ごと乗ってもらうことに。

とにかく一度、我が家のお金の使い方や、今後の使い道について、オーバーホールしたい。話を全部聞いてほしい。そう考えているとき、知り合いのつてでこちらの無料FP相談に出会いました。

そして、保険会社や金融機関に個別の相談をするのではなく、お金のプロであるFPさんに丸ごと相談するという方法があることを知ったのです。

FPさんとの保険相談を予約するのは、簡単でした。お店のポイントカードの会員になるときに使う程度の情報と、相談希望日の候補を2つ入力するだけ。すぐにFPさんを紹介してもらいました。

お名前は須藤裕司さん。詳しいプロフィールは次回に譲りますが、メールでのやり取りだけでもあたたかい人柄が伝わってきます。

FPからのメール(原文ママ)

ここに、自分たちのことを分かってくれる人がいた!須藤さんの文面を読み、不安の半分以上は消えてなくなった気さえしました。

相談日が8月某日と決まった段階で、妻から「FPさんの相談って、2回目以降は有料なの?」との質問が出ました。一瞬焦りましたがサイトで「FPさんとの相談は、何度でも何時間でも無料」という文言を確認して「ホッ」。

「何度でも何時間でも無料」というシステムに安心したのか、妻が「もう一つ相談したいことがあるんだけど…」。え、まだ何か見落としていた!?

不安その5:妻は生命保険に加入していない。

今までに機会はあったものの、妻は生命保険に加入するタイミングを逃していました。でも子どもを授かる前後から、自分で調べてパンフレットを取り寄せ、夫婦で相談する機会を探っていたようです。

私は一応加入していますが、えらそうなことは言えません。たまたま、以前勤めていた会社で加入した団体生命保険を、独立後も継続しているだけです。しかも継続していることに気づいたのは、独立して初めての確定申告のときでした。どこまで保険にうといんだよ…。自分にあきれてしまいます。

生命保険一つとってもこういう状態の夫婦です。いくらお金の素人とはいえ、私たちの状態を知ったら、いくら優しい須藤さんでもさすがにムッとするのでないか…。新たな不安が出てきました――。

マネードクターとは、ライフプラン、保険、年金、税金など、人生において大切なお金のことを、お金のプロ・ファイナンシャルプランナー(FP)にご相談いただけるサービスです。ご相談は一度きりではなく、かかりつけ医のようにいつでもお気軽に何度でもご相談いただけます。マネードクターのFPは一人ひとりの人生を豊かにする一生のパートナーです。